Backup クライアントソフトウェアによるバックアップと復旧

Backup には、バックアップと復旧のためのクライアントアプリケーションが付属しています。クライアントマシン上のユーザーは、これらのプログラムを使ってバックアップと復旧を開始できます。

Backup クライアントからの手動バックアップ

コマンド行で nwbackup と入力して Backup プログラムを起動します。このプログラムは、手動バックアップを行うクライアント側のプログラムです。特定の目的のためのこのバックアップ機能は、ユーザーが少数のファイルを手軽にバックアップするためのものです。このバックアップではブートストラップファイルを生成せず、インデックスのバックアップも行わないので、スケジュールされたバックアップの代わりに使用することはできません。

Backup プログラムの中で、バックアップするファイルを選択し、バックアップを開始します。Backup は選択されたファイルをバックアップボリュームに保存し、クライアントのファイルインデックスとメディアデータベースの中にエントリを作成します。次のスケジュールされたバックアップの際には、変更されたインデックスとメディアデータベースがバックアップされます。

Backup プログラムのウィンドウの具体的な使用方法については、オンラインヘルプを参照してください。

Backup クライアントからの復旧の開始

コマンド行で nwrecover と入力して Backup 復旧プログラムを起動します。このプログラムでは、ユーザーはクライアントマシンからバックアップされたファイルとファイルシステムを表示し、特定の時点でのファイルの状態に復旧できます。Backup 復旧プログラムで復旧できるファイルとファイルシステムのバージョンは、ブラウズポリシーに指定されている期間によって決まります。ブラウズポリシーの詳細は、「ブラウズポリシーと保持ポリシーとは」を参照してください。リモートアクセスが有効になっていると、ユーザーが他のクライアントマシンからファイルを復旧できる場合もあります。リモートアクセスの詳細は、「他のクライアントにリモートアクセス権を与える方法」を参照してください。

Backup 復旧プログラムのウィンドウの具体的な使用方法については、オンラインヘルプを参照してください。