Backup クライアントソフトウェアによるアーカイブと取り出し

アーカイブはオプションの Backup 機能で、別途購入し、有効にする必要があります。

アーカイブ機能を使用すると、特定のプロジェクトに関連付けられているファイルやデータを、プロジェクトの終了時などの特定の時点で保存することができます。アーカイブ用の Backup クライアントアプリケーションを起動するには、コマンド行で nwarchive と入力します。

Backup は、データをアーカイブする際に、指定されたセーブセットについて、特定の時点でクライアント上に存在していたイメージを取り込み、そのデータを 1 つまたは複数のストレージボリュームに、通常は移動可能メディア (テープまたは光ディスク) に書き込みます。アーカイブファイルはクライアントマシンから削除して、ディスクの空いた領域を他の用途に使うことができます。

取り出し機能を使用すると、アーカイブされたデータを復元できます。取り出し用の Backup クライアントアプリケーションを起動するには、コマンド行で nwretrieve と入力します。

アーカイブの詳細は、第 6 章「Backup アーカイブ」を参照してください。

Backup のアーカイブおよび取り出しプログラムのウィンドウの具体的な使用方法については、オンラインヘルプを参照してください。

クライアントに必要なアクセス権

「Clients」リソースの「Archive Services」属性によって、各クライアントについてアーカイブ機能の有効/無効を設定します。Backup サーバーでオプションの Backup Archive アプリケーションを有効にすると、そのサーバーに接続しているすべての Backup クライアントでアーカイブサービス属性が自動的に有効になります。「Clients」リソースの「Archive Service」属性を使って、サービスを特定のクライアントだけに制限できます。「Archive Service」属性を有効に設定すると、そのクライアントマシン上のユーザーは nwarchive プログラムの GUI か nsrarchivee プログラムを使ってアーカイブ操作を実行できます。1 つのクライアントに対して「Archive Service」属性を有効または無効に設定すると、同じ名前を持つすべての「Clients」リソースでこの属性が変更されます。

クライアントマシンでアーカイブを要求できるユーザーを制限するには、「Clients」リソースの Archive User 属性にユーザー ID を入力します。

アーカイブデータを別のクライアントで取り出すために必要なアクセス権

「Server」リソースの「Public Archives」属性が有効になっていると、Backup サーバー上で「Clients」リソースが定義されているすべてのクライアントマシンが、その Backup サーバーで定義されている他のすべてのクライアントマシンのアーカイブを取り出すことができます。