多くのデバイス管理タスクには、Backup 管理プログラム、または nsradmin プログラムを使用できます。一部のタスクでは、システムプロンプトでコマンドを入力する必要があります。
サイロに新しいデバイスを追加して、それを Backup が認識し、使用できるようにするには、次の 2 つの方法のいずれかでサイロを構成し直して、新しいデバイスにアクセスできるようにします。
サイロを使用している Backup サーバーまたはストレージノードマシンで、スーパーユーザーになります。
サイロの定義を削除します。
Backup 管理プログラムまたは nsradmin プログラムを使います。
jb_config プログラムを実行して、サイロを構成し直します。
前とまったく同じサイロ名を使い、新しいデバイスを追加します。
サイロを使用している Backup サーバーまたはストレージノードマシンで、スーパーユーザーになります。
nsradmin -c コマンド (ビジュアルモード) を入力して、サイロ定義を変更します。
新しいデバイス名を「Devices」属性に追加します。
デバイス名の間はコンマで区切ります。
「Number Devices」属性のデバイス数を 1 だけ増やします。
次の属性の各行に、行末のセミコロンの前にコンマを付けて空文字列 (, " ") を追加します。
「STL Device Names」属性に新しいデバイス名を追加します。
デバイス名は引用符で囲みます。
「Allocated Devices」属性に次のエントリを追加します。
,No |
次の例では、1 つのデバイスを追加する前後の nsradmin の属性の違いを示します。
デバイス追加前
devices: /op1; number devices: 1; allocated devices: No; loaded volumes: ""; loaded bar codes: ""; loaded slots: ""; STL device names: "0,0,2,0"; |
デバイス追加後
devices: /op1, /op2; number devices: 2; allocated devices: No, No; loaded volumes: "", ""; loaded bar codes: "", ""; loaded slots: "", ""; STL device names: "0,0,2,0", "0,0,2,1"; |
1 つのサイロで複数のデバイスを Backup で使用するように定義する場合は、「Jukeboxes」リソースでそれらのデバイスを特別な順序で並べる必要はありません。ただし、「Devices」属性と「STL Device Names」属性では、デバイスを同じ順序で並べなければなりません。
デバイスの共有に必要な基本的機能は Backup に組み込まれていますが、現在の Backup プラットフォームの SCSI ハードウェアには制限事項があるため、実際にはデバイス共有機能は使えません。デバイスを予約するコマンドを使ってもエラーにはなりませんが、実際にはデバイスは予約されません。Backup 管理プログラムと nsradmin プログラムの「STL Device Sharing」属性と「STL Device Reservation」属性を指定しても、Backup の動作には何も影響しません。
Backup では、サイロに対して自動クリーニング機能を有効にしないでください。サイロ内のデバイスをクリーニングする方法は、サイロ管理ソフトウェアのマニュアルを参照してください。Backup の自動デバイスクリーニング機能は、スロット数が一定であることを前提にしているので、サイロでは使えません。