オペレーティングシステムのサービスとして、さらに Backup 製品の一環として、さまざまな診断ツールが使用できます。この節では、Backup に役立つ診断ツールをいくつか説明します。
Backup には、広範囲の内容の診断レポートを生成できる nsr_support という名前のスクリプトが用意されています。通常 nsr_support を実行するのは、ご購入先から要請があった場合だけです。スクリプトの出力をファイルにリダイレクトし、そのファイルをご購入先に電子メールで送って分析を依頼します。このスクリプトを実行して出力をリダイレクトするには、システムのスーパーユーザーになって、シエルプロンプトで次のように nsr_support コマンドを入力します。
# nsr_support -f /temp/filename |
nsr_support コマンドの詳細は、nsr_support のマニュアルページを参照してください。
通信セッションが確立されていることを確認するには、ping コマンドと rpcinfo コマンドを使います。どちらのツールもオペレーティングシステムのソフトウェアとして提供されています。
Backup は、ポートのマップに依存しているので、rpcinfo コマンドを使ってポートマッパの動作を検査します。OSI モデルで言えば、ping コマンドでネットワーク層までの接続を検査し、rpcinfo コマンドでセッション層までの通信を検査します。ping と rpcinfo のコマンドの使用法は、「クライアント/サーバー間通信」を参照してください。
通信のテストにさらに他のツールが必要な場合は、ご購入先にお問い合わせください。