libsji プログラムを使って、標準ジュークボックスインタフェース (Standard Jukebox Interface, SJI) ライブラリを指定します。SJI ライブラリの格納場所は、プラットフォームによって異なります。
SJI ライブラリとは、Backup がジュークボックスとの通信に使用する公共のインタフェースセットです。通常は、このライブラリを使って、Backup によって生成された SJI コマンドを適切な SCSI コマンドに変換します。このインタフェースは、ジュークボックスとの基本的な接続を行うためのものではありません。
SJI ライブラリへのエントリポイントは、次の 3 つがあります。
void * sji_open (char * device-name)
sji_open エントリポイントは、device-name に指定される SJI 準拠のジュークボックスへのチャネルを開きます。成功すると、タイプ void * のチャネルトークンが戻ります。失敗すると、NULL トークンが戻ります。デバイス名は、順番に並べられた SCSI タイプで表します (たとえば、scsidev@b.t.l)。また、Sun のデバイスドライバを使用していないプラットフォームでは、プラットフォーム固有の形式のデバイス名 (たとえば、/dev/sjid1u1) にすることも可能です。
int sji_cmd (void *token, int cmd, void *arg)
sji_cmd エントリポイントは、sji_open によって開かれたデバイスに SJI コマンドを送信します。
void sji_close (void *token)
sji_close エントリポイントは、sji_open によって開かれたデバイスに対するチャネルを閉じます。
使用できるコマンドとその引数の数は多いので、ここに一覧を掲載することはできません。これらのインタフェースの詳細は、sji@legato.com まで電子メールで請求してください。