relem プログラムは、READ ELEMENT STATUS コマンドを、すべてのチェンジャまたは (-a オプションを使用して) 指定したデバイスに送信する場合に使用します。
relem プログラムに使用する形式とオプションは、次のとおりです。
relem [-a b.t.l] [-fvtb] [-m {0|1|2}] [-r element-address.number-of-elements] |
-a b.t.l オプションを使用すると、特定の順番に並べられた SCSI アドレスを選択できます。ここで、b は論理 SCSI バス、t は SCSI ターゲット、l はそのターゲット上の SCSI lun です (たとえば、scsidev@0.4.0)。
-b オプションは、戻された要素状態データを、デコードされた情報ではなく、ASCII の 16 進コードでダンプする場合に使用します。
-f オプションを使用すると、詳細な出力を受信できます。
-m{0|1|2} オプションを使用すると、要素状態データを取得するための方法を指定できます。-m 1 を指定すると、要素状態データは要素タイプごとに取り出されます。たとえば、すべてのドライブ要素が一度に読み込まれ、次に、すべてのスロット要素が読み込まれるという具合にデータが取得されます。デフォルトのメソッド -m 2 を指定すると、要素状態データは要素ごとに取り出されます。
-r element-address.number-of-elements オプションを使用すると、アドレスの範囲を指定して読み込むことができます。element-address には、読み込みを開始する要素の (オートチェンジャの数字列の) 開始アドレスを 10 進数で入力します。また、number-of-elements には、読み込む要素状態の数を入力します。
-t オプションを使用すると、検出されたボリュームタグを出力できます。