Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

障害追跡でのネームサーバーの無効化

名前解決における問題の障害追跡を容易にするために、DNS、WINS、DHCP といったサービスを無効にすることをお勧めします。名前解決において問題が起こった場合は、まず使用しているマシンのホストテーブルだけを構成し、次にバックアップを検査します。

DNS、WINS、DHCP の各サービスで起こりうる共通の問題として、次のものがあります。

DNS はネットワーク全体で無効にする必要はなく、検査する Backup クライアントと Backup サーバーの最初の設定時にだけ無効にしてください。クライアントの機能のうち、DNS サーバーから IP の命名情報を取得する機能だけを無効にします。通常は、DNS サーバーそのものを無効にする必要はありません。

大部分の UNIX プラットフォームの DNS サーバーを無効にするには、/etc/resolv.conf ファイルの名前を変更して再起動します。

Solaris の場合には、resolv.conf ファイルの名前を変更する代わりに、DNS サービスの前にホストテーブルが検索されるように、IP 名の検索順序を設定することができます。

IP 名の検索順序を設定するには、次の手順に従います。

  1. /etc/nsswitch.confファイルを編集して、/etc/resolv.conf ファイルがあることを確認します。

  2. ホストファイルが先頭、2 番目が DNS、最後が NIS になるように、検索順序を指定します。

    次に例を示します。


    hosts: files [NOTFOUND=continue] DNS [NOTFOUND=continue] nis