名前解決における問題の障害追跡を容易にするために、DNS、WINS、DHCP といったサービスを無効にすることをお勧めします。名前解決において問題が起こった場合は、まず使用しているマシンのホストテーブルだけを構成し、次にバックアップを検査します。
DNS、WINS、DHCP の各サービスで起こりうる共通の問題として、次のものがあります。
DNS が、逆方向のルックアップテーブルを使って構成されていない
クライアントが DNS サーバーまたは WINS サーバーに対して誤った IP アドレスを付けて構成されている
DHCP サービスが、新しいアドレスによって正しく WINS サーバーを更新しない
DNS はネットワーク全体で無効にする必要はなく、検査する Backup クライアントと Backup サーバーの最初の設定時にだけ無効にしてください。クライアントの機能のうち、DNS サーバーから IP の命名情報を取得する機能だけを無効にします。通常は、DNS サーバーそのものを無効にする必要はありません。
大部分の UNIX プラットフォームの DNS サーバーを無効にするには、/etc/resolv.conf ファイルの名前を変更して再起動します。
Solaris の場合には、resolv.conf ファイルの名前を変更する代わりに、DNS サービスの前にホストテーブルが検索されるように、IP 名の検索順序を設定することができます。
IP 名の検索順序を設定するには、次の手順に従います。