Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

ホストテーブルを構成するには

IP 関連の問題の障害追跡には、ホストテーブルだけを使用することをお勧めします。しかしこれは、たとえば DNS などのネームサービスが Backup では使えない、ということではありません。Backup が正しくインストールされていることを確認する場合には、ホストテーブルだけを使います。Backup がホストテーブルで正しく動作することがわかったら、使用しているネームサーバーを有効にしてかまいません。

サーバーまたはクライアントでホストテーブルを構成するには、次の手順に従います。

  1. Backup クライアントで、その Backup クライアントそのものと、それが接続されている Backup サーバーを一覧表示させます。

    次に例を示します。


    127.0.0.1 localhost loopback
    123.456.789.111 client client.domain.com
    123.456.789.222 server server.domain.com
    
  2. Backup サーバーで、その Backup サーバーそのものと、それに接続されているすべてのクライアントを一覧表示させます。

    次に例を示します。


    127.0.0.1 localhost loopback
    123.456.789.111 server server.domain.com
    123.456.789.222 client client.domain.com
    
  3. ping コマンドを使ってネットワーク接続を検査するには」のガイドラインに沿って、各オペレーティングシステムでもっとも成功率の高いホストテーブルの構文解析方法を確認します。

    ホストテーブル構成での注意事項を次に示します。

    • ホストテーブルの本体 (ボディ) 部分には、空行は使わないでください。

    • ホストテーブルの最後には、必ず空行を入れます。

    • 手順 1 および 2 に示した順序と形式に従ったうえで、注釈のない最初のエントリは必ずループバック行にしなければなりません。

    • 注釈のない各行の最後の文字は、改行ではなく空白にしなければなりません。

    UNIX プラットフォームの場合は、ホストテーブルは /etc/hosts ファイルにあります。

    ホストテーブルは、必要に応じて DNS とともに使用できますが、障害追跡を容易にするためには、一時的に DNS を無効にします。