IP 関連の問題の障害追跡には、ホストテーブルだけを使用することをお勧めします。しかしこれは、たとえば DNS などのネームサービスが Backup では使えない、ということではありません。Backup が正しくインストールされていることを確認する場合には、ホストテーブルだけを使います。Backup がホストテーブルで正しく動作することがわかったら、使用しているネームサーバーを有効にしてかまいません。
サーバーまたはクライアントでホストテーブルを構成するには、次の手順に従います。
Backup クライアントで、その Backup クライアントそのものと、それが接続されている Backup サーバーを一覧表示させます。
次に例を示します。
127.0.0.1 localhost loopback 123.456.789.111 client client.domain.com 123.456.789.222 server server.domain.com |
Backup サーバーで、その Backup サーバーそのものと、それに接続されているすべてのクライアントを一覧表示させます。
次に例を示します。
127.0.0.1 localhost loopback 123.456.789.111 server server.domain.com 123.456.789.222 client client.domain.com |
「ping コマンドを使ってネットワーク接続を検査するには」のガイドラインに沿って、各オペレーティングシステムでもっとも成功率の高いホストテーブルの構文解析方法を確認します。
ホストテーブル構成での注意事項を次に示します。
ホストテーブルの本体 (ボディ) 部分には、空行は使わないでください。
ホストテーブルの最後には、必ず空行を入れます。
手順 1 および 2 に示した順序と形式に従ったうえで、注釈のない最初のエントリは必ずループバック行にしなければなりません。
注釈のない各行の最後の文字は、改行ではなく空白にしなければなりません。
UNIX プラットフォームの場合は、ホストテーブルは /etc/hosts ファイルにあります。
ホストテーブルは、必要に応じて DNS とともに使用できますが、障害追跡を容易にするためには、一時的に DNS を無効にします。