Backup には、ライセンスの状態、クライアントファイルインデックスのサイズ、メディアアテンション、およびスケジュールされたバックアップの結果など、Backup の動作に関して事前構成済み通知メッセージが用意されています。
通知は Backup 管理リソースに表示され、電子メールまたはページャを介して管理者に送信したり、プリンタに直接送信したりできます。事前構成済みの通知の一覧を表 2-7 に示します。
表 2-7 事前構成済みの通知
Backup は、Backup サーバーを含むスケジュールされたバックアップを完了すると、サーバーインデックス、メディアデータベース、および Backup 構成ファイルから成るブートストラップセーブセットを作成します。ブートストラップセーブセットの中のデータは、障害の発生時に Backup サーバーを再作成するために必要なデータです。Backup はブートストラップファイルをメディアに書き込み、ブートストラップ情報を自動的にデフォルトプリンタで印刷します。
ブートストラップファイルは安全な場所に保管してください。ブートストラップ情報は障害からの復旧に非常に重要です。詳細は、『Solstice Backup 5.1 障害復旧ガイ』を参照してください。
GUI 版の Backup 管理プログラムでは、バックアップの状態を示す進捗メッセージと完了メッセージが表示されます。
進捗メッセージは、Backup 管理リソースの「Sessions」ディスプレイに表示されます。「Sessions」ディスプレイの情報は、/nsr/logs ディレクトリの daemon.log ファイルにも書き込まれます。
完了メッセージは、Backup 管理リソースの「Messages」ディスプレイに表示されます。「Messages」ディスプレイの情報は、/nsr/logs ディレクトリの messages ファイルにも書き込まれます。
バックアップが実行できない理由を調べるには、「Pending」ディスプレイのメッセージを確認します。「Pending」ディスプレイには、テープのマウントの要求など、手動操作を必要とする状況に関する情報が表示されます。
また、nsrwatch プログラムでは、この情報がキャラクタベースの形式で表示されます。詳細は、「キャラクタベースのディスプレイ用のサーバー状態確認リソース」を参照してください。