既存の Solstice Backup サーバーをストレージノードに変換できます。既存の Backup サーバーをストレージノードに変換するには、次の操作を行います。
現在使用している環境の最新のバックアップコピーを取っていることを確認します。
サーバーを Solstice Backup 5.1 に更新またはアップグレードします。
Backup Server Edition ソフトウェアを使用しているサーバーの場合は、Backup Network Edition 5.1 にアップグレードする必要があります。
1 台のサーバーを制御元の (マスタ) Backup サーバーとして選択します。
この新しいマスタサーバーを構成して、他のサーバーをストレージノードとして使用できるようにします。ストレージノードの /nsr ディレクトリを管理します。
ストレージノードのイネーブラについては、ライセンスセンターにお問い合わせください。米国では +1-800-872-4786 (メニューで #3 を押します) に電話してください。その他の国では、ライセンスセンターの Web ページ http://www.sun.com/licensing を参照してください。
復旧プロセスの過程で、変換を行なった日付に注意します。
変換の日付よりも前にバックアップされていたデータを復旧します。
このためには、必要なデータを含んでいるマシン上で nsrd プロセスを起動し、ストレージノードを Backup サーバーに変換します。また、ジュークボックスやライブラリなどの自動化デバイスがサーバーに接続されている場合には、これらのデバイスのインベントリを作成します。
データの復旧が終了したら、nsrd プロセスを終了させてシステムをストレージノードに戻し、ジュークボックスやライブラリのインベントリを作成します。
Backup サーバーとストレージノードサーバーのリソースデータベース、メディアデータベース、およびクライアントファイルインデックスをマージしないでください。マージすると矛盾が生じる場合があります。
Backup サーバーから、その Backup サーバーに関連付けられているストレージノードが制御しているリソースを見ることができます。さらに、管理者はローカルデバイスとリモートデバイスについてのすべてのストレージ操作 (マウント、マウント解除、ラベル付け、インベントリ作成、ボリューム、プール、デバイス、オートチェンジャ、クローン作成、および nsrjb) を実行でき、またすべての Backup クライアント操作の定義と制御ができます。
1 台の Backup サーバーで複数のストレージノードサーバーを制御できます。クライアントと、ストレージノードの優先リストとの間にアフィニティを設定することで、クライアントを特定のストレージノードにバックアップできます。この種のクライアントアフィニティは、制御元の Backup サーバーのリソースデータベースに保存されます。
Backup 構成にストレージノードを追加することにより、Backup サーバーのパフォーマンスが改善され、ネットワークを設計する際の柔軟性が高まり、データ管理処理の制御を 1 台または少数の Backup サーバーに集中させることができます。