Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

起動スクリプトでログファイルを削除する方法

Backup サービスによって Backup ログファイルを管理する方法を変更するには、nsrd デーモンを起動する前に、/etc/init.d ディレクトリにある Backup 起動スクリプトの networker 中の環境変数を次のように変更します。

nsrd デーモンは、起動されるたびに daemon.log ファイルのサイズをチェックします。デフォルトでは、daemon.log ファイルが上限サイズの 1024 K バイトに達した時点でファイル名が daemon.001 に変更され、新たに空の daemon.log が作成されます。daemon.log ファイルの空き領域がなくなると、すでに存在するファイル名が順番にずれていきます。つまり、daemon.001 の名前が daemon.002 に変更され、daemon.log の名前が daemon.001 に変更され、新たに空の daemon.log ファイルが作成されます。このプロセスは NSR_MAXLOGVERS の値に達するまで繰り返され、その時点で、最も番号の大きいログが削除されます。


注意 - 注意 -

この削除メカニズムは nsrd デーモンの起動時にのみ機能します。nsrd デーモンは、ログファイルが NSR_MAXLOGSIZE の上限を超えたかどうかを定期的にチェックすることはしません。nsrd が長時間にわたって実行されていると、ログファイルのサイズが極端に大きくなる可能性があります。削除メカニズムを有効にするには、nsr_shutdown を実行して Backup デーモンを停止したあとに、nsrd デーモンと nsrexecd デーモンを再起動します。