Solstice Backup 5.1 管理者ガイド

セーブセットの状態値

Backup は、バックアップされた個々のセーブセットに対してバックアップの成否とセーブセットデータの経過日数に基づいた状態を割り当てます。セーブセットの状態は次の場合に変わります。

表 5-1 に、セーブセットの状態の取りうる値を示します。

表 5-1 セーブセットの状態値

状態値 

意味 

説明 

abort

中止 

このセーブセットのバックアップを手動で中止した、または操作の途中でクラッシュが発生した。このセーブセットはただちに再利用の対象となる 

brows

表示可能 

このセーブセット内のファイルは、クライアントファイルインデックスにエントリが残っている。すべてのファイルはインデックスに基づく復旧操作によって復元可能 

inpro

処理中 

このセーブセットは、現在バックアップの処理中である 

recov

復旧可能 

このセーブセット内のファイルは、クライアントファイルインデックスの中に表示可能なエントリとして残っていないが、保持ポリシーの期限はまだ切れていない 

recyc

再利用可能 

このセーブセットと、復旧のためにこのセーブセットに依存しているすべてのセーブセットで、保持ポリシーの期限が切れている 

scann

scanner 実行済み

このセーブセットのクライアントファイルインデックスエントリは scanner プログラムを使って復元された。このエントリは、手動で削除されるまで、クライアントファイルインデックスとメディアデータベースの中に残っている

susp

要確認 

このセーブセットの復旧に失敗した。recover プログラムで、セーブセットのすべてのブロックを読み込むことができなかった。これはテープに不良箇所があった場合などに起こる