オートチェンジャの内容にラベルを付ける場合は、ボリュームラベルを割り当てるときに、Backup はオートチェンジャのスロット内のボリュームの位置を登録します。ラベル付けのあとでユーザーがオートチェンジャ内のボリュームを変更しないかぎり、Backup はボリュームにアクセスできます。これは、それぞれのボリュームラベルが特定のスロットに割り当てられているためです。
ただし、ラベル付けをしないでオートチェンジャの内容を変更する場合、あるいはボリュームを別のスロットに移す場合は、ラベル付きの別のボリュームセットがオートチェンジャに入っていること、あるいはボリュームの順序が変わったことを、Backup に通知する必要があります。これを、インベントリの作成といいます。
オートチェンジャ内のボリュームのインベントリを作成すると、Backup によって各ボリュームのラベルが読み取られ、そのスロット番号が記録されます。たとえば、1 台のオートチェンジャに複数のジョブパックがある場合、新しいジョブパックのボリュームにラベルを付けていなければ、オートチェンジャ内のジョブパックを交換するたびにインベントリを作成する必要があります。
Backup には、バーコードラベルの読み取り機能があるため、インベントリの作成を高速で処理できます。ボリューム数が多い場合、あるいはオートチェンジャの内容を頻繁に変更する場合は、バーコードラベルを採用することをお勧めします。詳細は、「オートチェンジャでのバーコードラベルの使用方法」を参照してください。