コマンド行を使って、手動でマイグレートクライアントのファイルを事前マイグレートまたはマイグレートできます。たとえば「Migration Attention」の通知が出されたときなど、ファイルシステムに空き領域がなくなったときは、手動によるマイグレートを行います。まず、nsrpmig コマンドを使ってファイルを事前マイグレートし、次に、nsrmig コマンドを使ってファイルをマイグレートします。マイグレートするファイルが大きいほど、それだけローカルディスクスペースを解放できるので、その効果も大きくなります。
ファイルをマイグレートするためには、その前に事前マイグレートが行われている必要があります。
ファイルを手動で事前マイグレートするには、次のコマンドを入力します。
# nsrpmig -s server-name -b pool -g group path |
-b と -g の両オプションは、省略してもかまいません。省略すると、「Migration」リソースのデフォルトの設定値が使われます。
パスを指定しないと、現在使用中のディレクトリが使われます。
ファイルを事前マイグレートしたあとに手動でマイグレートするには、次のコマンドを入力します。
# nsrmig -s server-name path |
パスを指定しないと、現在使用中のディレクトリが使われます。ファイルシステムの容量が、「Migration」リソースで指定されている下限値に達するまでマイグレートが続けられます。
上記の 2 つのコマンドの詳細は、nsrpmig と nsrmig のマニュアルページを参照してください。