この節では、Windows システムに N1 Service Provisioning System 4.1 をインストールする際の詳細情報を提供します。次の各小節があります。
N1 Service Provisioning System 4.1 のインストールの際、ソフトウェアのホームディレクトリを選択するプロンプトが表示されます。 デフォルトのディレクトリは次のいずれかです。
C:\Program Files\N1 Service Provisioning System 4.1。Master Server と CLI クライアント用のソフトウェア格納ディレクトリ
C:\Program Files\N1 Service Provisioning System。Local Distributor と Remote Agent 用のソフトウェア格納ディレクトリ
N1 Service Provisioning System 4.1 ソフトウェアは、インストールスクリプトにより、ソフトウェアのホームディレクトリの下のデフォルトのインストールディレクトリにインストールされます。 次の表に、すべての N1 Service Provisioning System 4.1 アプリケーション、Master Server、Local Distributor、Remote Agent、CLI クライアントに共通のインストールディレクトリを示します。
表 A–6 すべてのアプリケーションに共通のディレクトリ
ディレクトリ |
内容 |
---|---|
\common |
すべてのサブアプリケーションの共通ファイル |
\common\jre |
Windows 用 JRE のバンドル版コピー |
\common\lib |
一部またはすべてのサブアプリケーションに共通のライブラリファイル |
次の表に、Master Server 用インストールディレクトリを示します。
表 A–7 Master Server 用ディレクトリ
ディレクトリ |
内容 |
---|---|
\server\config |
Master Server 構成ファイル |
\server\data |
Master Server データファイル |
\server\bin |
Master Server 実行可能ファイル |
\server\lib |
Master Server 固有のライブラリファイル |
\server\postgres |
Postgres のバンドル版コピー |
\server\cygwin |
Red Hat cygwin のバンドル版サブセット |
\server\tomcat |
Apache Tomcat のバンドル版コピー |
\server\webapp |
HTML ユーザーインタフェース Web アプリケーション |
\server\setup |
Master Server の初期化に使用するファイル |
\server\data\tmp |
Master Server 一時ディレクトリ (アクセスビット 777) |
次の表に、Local Distributor 用インストールディレクトリを示します。
表 A–8 Local Distributor 用ディレクトリ
ディレクトリ |
内容 |
---|---|
\ld\config |
Local Distributor 構成ファイル |
\ld\bin |
Local Distributor 実行可能ファイル |
\ld\lib |
Local Distributor ライブラリファイル |
\ld\data |
Local Distributor 固有のデータ |
\ld\data\tmp |
Local Distributor 一時ディレクトリ |
次の表に、Remote Agent 用インストールディレクトリを示します。
表 A–9 Remote Agent 用ディレクトリ
ディレクトリ |
内容 |
---|---|
\agent\config |
Remote Agent 構成ファイル |
\agent\bin |
Remote Agent 実行可能ファイル |
\agent\lib |
Remote Agent ライブラリファイル |
\agent\data |
Remote Agent 固有のデータ |
\agent\work |
exeNative の実行用デフォルトディレクトリ |
\agent\data\tmp |
Remote Agent 一時ディレクトリ |
次の表に、CLI クライアント用インストールディレクトリを示します。
表 A–10 CLI クライアント用ディレクトリ
ディレクトリ |
内容 |
---|---|
\cli\config |
CLI 構成ファイル |
\cli\bin |
CLI 実行可能ファイル |
\cli\lib |
CLI ライブラリファイル |
\cli\data |
CLI 固有のデータ |
\cli\data\tmp |
CLI 一時ディレクトリ (アクセスビット 777) |
Solaris OS、Red Hat Linux、IBM AIX システム上のアプリケーションの相互運用性を向上させるため、Windows 版ソフトウェアには Red Hat cygwin UNIX 環境のサブセットが付属しています。 次に示す cygwin の解説は、Cygwin の公式 Web サイト() からの引用です。
Cygwin は、Red Hat が開発した Windows 用 UNIX 環境です。 この環境は、DLL (cygwin1.dll) と、UNIX から移植されたツール群の 2 つの部分で構成されます。cygwin1.dll は、事実上、UNIX API 機能を提供する UNIX エミュレーションレイヤとして機能します。ツール群は、UNIX/Linux 的な見た目と使い心地を実現します。 Cygwin DLL は、ベータ版、"release candidate”、Windows CE を除く、Windows 95 以降のすべての ix86 版 Windows に対応しています。
Windows Master Server インストールスクリプトには、次の機能があります。
すべてのインストール内容を指定のディレクトリにコピーする
cygwin の適切なマウントポイントにレジストリエントリを設定する
cygipc サービスを登録する
cygipc サービスに依存するサービスとして、postmaster サービスを登録する
postmaster サービスに依存するサービスとして Master Server サービスを登録する
「スタート」メニューのショートカットを作成する
通信プロトコルとして SSL を選択した場合、SSL 用の構成ファイルを生成するスクリプトを実行する
Windows Local Distributor インストールスクリプトには、次の機能があります。
インストール内容を指定のディレクトリにコピーする
通信プロトコルとして SSL を選択した場合、SSL 用の構成ファイルを生成するスクリプトを実行する
Local Distributor サービスを登録する
「スタート」メニューのショートカットを作成する
インストールスクリプトから Local Distributor を起動する設定にしている場合、Local Distributor を起動する
Windows Remote Agent インストールスクリプトには、次の機能があります。
インストール内容を指定のディレクトリにコピーする
通信プロトコルとして SSL を選択した場合、SSL 用の構成ファイルを生成するスクリプトを実行する
Remote Agent サービスを登録する
「スタート」メニューのショートカットを作成する
Windows CLI クライアントのインストールスクリプトには、次の機能があります。
インストール内容を指定のディレクトリにコピーする
通信プロトコルとして SSL を選択した場合、SSL 用の構成ファイルを生成するスクリプトを実行する
「スタート」メニューのショートカットを作成する