rsrc.cib は、チェックインする各リソースに対して 1 行の記述があるバッチファイル上で実行されます。 バッチファイルを使用すると、多数のリソースを 1 つのコマンドでチェックインできます。
バッチファイル内の各行は、1 つのリソースとしてチェックインされるローカルマシン上の 1 つのリソースに対応します。 各行は、パイプ文字 (|) で区切られる一連のフィールドで構成されます。 一部のフィールドはオプションで、省略可能です。 オプションフィールドを省略し、その後に他のフィールドを記述する場合は、rsrc.cib が各フィールドを正しく識別できるように、省略されたフィールドの後に | を記述してください。
バッチファイルには、コメントを含めることができます。 シャープ文字 (#) で始まる行はすべて、コメントと解釈されます。
表 13–4 では、バッチファイルの行の構文を説明します。
表 13–4 バッチファイルの行の構文
内容 |
オプション/必須 |
---|---|
ローカルマシン上のリソースの場所 |
必須 |
チェックイン時にリソースに割り当てられる名前 |
必須 |
リソースのタイプ |
必須 |
HostSetID として NM:<platform_name> の形で示されるリソースが目的とするプラットフォーム。ここで、<platform_name> は 表 13–5内の名前のいずれか |
任意 |
リソースの説明 |
任意 |
ファイルが構成ファイルかどうかのブール型指定 |
オプション (デフォルトは false) |
チェックインにメジャーバージョン番号 (2.0 など) を割り当てるかどうかのブール型指定 |
任意 (デフォルトは false) |
以前の最新バージョンのリソースを非表示にするかどうかのブール型指定 |
任意 (デフォルトは true) |
アクセス権情報の格納時に所有者情報を含めるかどうかのブール型指定 |
任意 (デフォルトは true) |
アクセス権情報の格納時にグループ情報を含めるかどうかのブール型指定 |
任意 (デフォルトは true) |
既存のファイルを完全に差し替えることによって新しいバージョンを作成するのではなく、既存のファイルにチェックインしているファイルを追加して新しいバージョンを作成するかどうかのブール型指定 |
任意 (デフォルトは true) |
リソースがホストからチェックインされている場合のリソースのチェックイン元のホストのホスト ID |
任意 |
冗長化チェックを適用するかどうかのブール型指定 |
任意 (デフォルトは true) |
ソースファイルがエクスポートされたかどうかのブール型指定 true の場合、以下のパラメタは使用されない。 includeOwners、includeGroups、および addTo |
任意 (デフォルトは false) |
(以前エクスポートされた) リソースのエクスポートパスを特定する文字列。つまりリソースがエクスポート前に持っていたその型固有のパス |
exported 値が true の場合、必須 |
使用するピッカーの名前 (任意。デフォルトはデフォルトのピッカーを表すヌル) | |
そのタイプのエクスポータにサポートされている包含追加オプションからの文字列内の Hastable (cdb.rsrc.showopts を参照) |
以下のテーブルには、コンポーネントのプラットフォームを指定するためにバッチファイル行の 4 番目のフィールドに使用できる名前を示します。
表 13–5 プラットフォームの名前
プラットフォーム名 |
説明 |
---|---|
any |
N1 Service Provisioning System software がサポートするすべてのプラットフォーム |
AIX - any version |
IBM AIX 4.3.3 または IBM AIX 5.1 |
AIX 4.3.3 |
IBM AIX 4.3.3 |
AIX 5.1 |
IBM AIX 5.1 |
Solaris - any version |
SolarisTM 6、Solaris 7、または Solaris 8 リリース |
Solaris 6 |
Solaris 6 リリース |
Solaris 7 |
Solaris 7 リリース |
Solaris 8 |
Solaris 8 リリース |
Windows 2000 Server |
Microsoft Windows 2000 Server |
Red Hat Linux |
Red Hat Linux 7.2、7.3、8.0 Red Hat Advanced Server 2.1 |