bc コマンドは、Sun N1 Service Provisioning System をインストールするときにユーザーのパスにある必要があります。bc コマンドが存在しないと、インストールが終了し、bc のインストールを要求するメッセージが表示されます。bc-1.06-5.rpm パッケージまたはこれ以降のバージョンのパッケージをインストールしてください。
SUSE Linux 8 サーバー上の NFS マウントしたディレクトリに Sun N1 Service Provisioning System をインストールし、接続のセキュリティーを確保するために SSH または SSL を使用する場合は、nolocks で NFS クライアントを構成するか NFS サーバーを構成してロックを許可してください。NFS クライアントまたは NFS サーバーのどちらも正しく設定されていない場合は、Sun N1 Service Provisioning System アプリケーションは起動しません。
Linux マスターサーバーのインストールプログラムは、次のシステムパラメータをチェックし、最小値が満たされていない場合はエラーを表示して終了します。
表 2–4 Linux のマスターサーバーシステムの設定 (32 ビット、64 ビット)
システムのパラメータ |
最小値 |
/proc/sys/kernel/shmall の shmall |
536870912 (512M バイト) |
/proc/sys/kernel/shmmax の shmmax |
536870912 (512M バイト) |
また、Linux の 64 ビットプラットフォームでは、/proc/sys/kernel/sem ファイルでセマフォ設定を次の値に変更する必要があります。
4000 512000 512 4096 |
この数値は、次の 4 つの値と同じです。
SEMMSL – セマフォセット中のセマフォ数
SEMMNS – システム中のセマフォ数
SEMOPM – semop 呼び出しごとの操作数
SEMMNI – セマフォ識別子の数