Sun N1 Service Provisioning System 5.2 インストールガイド

Linux システムの構成要件

bc コマンドは、Sun N1 Service Provisioning System をインストールするときにユーザーのパスにある必要があります。bc コマンドが存在しないと、インストールが終了し、bc のインストールを要求するメッセージが表示されます。bc-1.06-5.rpm パッケージまたはこれ以降のバージョンのパッケージをインストールしてください。

SUSE Linux 8 サーバー上の NFS マウントしたディレクトリに Sun N1 Service Provisioning System をインストールし、接続のセキュリティーを確保するために SSH または SSL を使用する場合は、nolocks で NFS クライアントを構成するか NFS サーバーを構成してロックを許可してください。NFS クライアントまたは NFS サーバーのどちらも正しく設定されていない場合は、Sun N1 Service Provisioning System アプリケーションは起動しません。

Linux マスターサーバーのインストールプログラムは、次のシステムパラメータをチェックし、最小値が満たされていない場合はエラーを表示して終了します。

表 2–4 Linux のマスターサーバーシステムの設定 (32 ビット、64 ビット)

システムのパラメータ 

最小値 

/proc/sys/kernel/shmallshmall

536870912 (512M バイト) 

/proc/sys/kernel/shmmaxshmmax

536870912 (512M バイト) 

また、Linux の 64 ビットプラットフォームでは、/proc/sys/kernel/sem ファイルでセマフォ設定を次の値に変更する必要があります。


4000  512000  512  4096

この数値は、次の 4 つの値と同じです。