以降の節では、メッセージのナビゲート、選択、ソートの方法について説明します。また、仕事の管理に役立つメッセージのマークおよびフラグの付け方についても説明します。
メッセージリストをナビゲートするには、いくつかの方法があります。表 4–1に、メッセージリストでメッセージをナビゲートする方法について説明します。
表 4–1 メッセージのナビゲート
タスク |
処置 |
---|---|
最初のメッセージに移動する |
Home キーを押す |
最後のメッセージに移動する |
End キーを押す |
メッセージリストでページの上に移動する |
Page Up キーを押す |
メッセージリストでページの下に移動する |
Page Down キーを押す |
次のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Message」を選択する |
次の未開封メッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Unread Message」を選択する |
重要マークが付いた次のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Important Message」を選択する |
次のスレッドの最初のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Thread」を選択する |
前のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Previous Message」を選択する |
前の未開封メッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Previous Unread Message」を選択する |
重要マークが付いた前のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Previous Important Message」を選択する |
メッセージリストからメッセージを選択するには、いくつかの方法があります。表 4–2に、メッセージリストでメッセージを選択する方法について説明します。
表 4–2 メッセージリストからのメッセージの選択
タスク |
アクション |
---|---|
メッセージを選択する |
メッセージをクリックする |
隣接するメッセージ群を選択する |
Shift キーを押したまま放さない。メッセージ群の最初のメッセージをクリックし、メッセージ群の最後のメッセージをクリックする |
複数のメッセージを選択する |
Ctrl キーを押したままにする。選択する複数のメッセージをクリックする |
フォルダ内のすべてのメッセージを選択する |
「編集」->「Select All」を選択する |
メッセージの選択を反転する |
「編集」->「Invert Selection」を選択する。現在選択状態のメッセージは選択解除され、選択されていないメッセージは選択状態になる。 |
メッセージを選択するために、状態カラムのアイコンをクリックしないでください。
メッセージはスレッドで表示できます。メッセージスレッドとは、ある件名に関する最初の電子メールメッセージとそのメッセージに対する応答からなる電子メール群のことです。メッセージスレッドは、メッセージを送信して、そのメッセージに対する多数の応答を受け取ると作成されます。メッセージをスレッドで表示する場合、特定の件名に対して発生した順にメッセージを表示できます。スレッドを使用すると、あるメッセージから次のメッセージへと、電子メールの対話の順を追うことができます。
スレッドでメッセージを表示するには、「表示」->「Threaded Message List」を選択します。
メッセージを受信すると、そのメッセージは未開封としてマークされます。メッセージリストでは、メッセージヘッダ情報は太字で表示され、メッセージアイコンは閉じた封筒で示されます。メッセージを開くか、プレビュー区画にメッセージを表示すると、そのメッセージは自動的に開封済みになります。メッセージヘッダ情報は、通常のテキストで表示され、メッセージアイコンは開いた封筒で示されます。
開封済みのメッセージを未開封にしたり、未開封のメッセージを開封済みにすることができます。
メッセージを未開封にするには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。 「編集」->「Mark as Unread」を選択します。
メッセージを開封済みにするには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。 「編集」->「Mark as Read」を選択します。
フォルダ内のすべてのメッセージを開封済みにするには、フォルダ区画で該当フォルダを選択します。「編集」->「Mark All as Read」を選択します。
受信したメッセージを重要としてマークし、メッセージリストでそのメッセージを視覚的に強調することができます。メッセージを重要としてマークすると、メッセージヘッダ情報の色が変わり、重要カラムに感嘆符アイコンが表示されます。
メッセージを重要としてマークするには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。「編集」->「Mark as Important」を選択します。
メッセージを通常のメッセージに戻すには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。 「編集」->「Mark as Unimportant」を選択します。
Inbox 内のメッセージにフォローアップフラグを追加できます。フラグを使用して、メッセージのフォローアップアクション、および期日と時間を指定することができます。フラグは、メッセージからの問題事項について、対応を忘れないようにするために使用します。
フラグは、メッセージの上部に表示されます。次の図は、メッセージに表示された「Follow-Up」 フラグを示しています。
フラグに関連付けられたアクションを完了したら、フラグの状態を「Completed」に設定できます。または、メッセージからフラグを消去することもできます。
メッセージリストには、フラグ関連の次のフィールドを表示できます。
「Flag Status」
「Follow Up Flag」
「Due By」
詳細については、現在のビューをカスタマイズするを参照してください。
メッセージにフラグを付けるには、次の手順を実行します。
フラグを付けるメッセージをメッセージリストで選択します。
「アクション」->「Follow Up」を選択します。「Flag to Follow Up」ダイアログが表示されます。
「Flag to Follow Up」ダイアログに、フラグの詳細を入力します。次の表は、「 Flag to Follow Up」ダイアログの要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「フラグ」 |
ドロップダウンコンビネーションボックスから、メッセージに追加するフラグを選択します。たとえば、メッセージの返信を忘れないようにするためのフラグとして、「Reply」フラグを選択します。 または、新しいフラグの名前をテキストボックスに入力することもできます。 |
「消去」 |
このボタンをクリックすると、メッセージからフラグが削除されます。 |
「Due by」 |
ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、フラグに関連付けられたタスクの完了期日を、日付と時間で指定します。 |
「Completed」 |
フラグに指定したアクションが完了したことを示す場合に、このオプションを選択します。 |
「OK」をクリックします。
フラグを「Completed」に設定するには、メッセージリストの該当メッセージを右クリックします。ポップアップメニューから「Flag Completed」を選択します。フラグは、メッセージの上部から削除されます。
または、メッセージリストから該当メッセージを選択して、「アクション」->「Follow Up」を選択します。「Flag to Follow Up」ダイアログで、「Completed」オプションを選択します。
メッセージからフラグを削除するには、メッセージリストの該当メッセージを右クリックします。ポップアップメニューから「Clear Flag」を選択します。
または、メッセージを選択して、「アクション」-> 「Follow Up」を選択します。 「Flag to Follow Up」ダイアログで、「消去」ボタンをクリックします。
メッセージリストのメッセージにカラーラベルを付けることができます。ラベルを付けると、メッセージリストのメッセージヘッダ情報の色が変わり、視覚的にメッセージが強調されます。たとえば、個人用としてメッセージをマークするには、「Personal」ラベルをメッセージに付けます。
メッセージにラベルを付けるには、メッセージリストの該当メッセージを右クリックします。ポップアップメニューから「Label」を選択し、サブメニューから希望するラベルを選択します。
メッセージリストのメッセージを非表示にすることができます。メッセージを非表示にするには、非表示にするメッセージを選択して、「表示」->「Hide Selected Messages」を選択します。
開封済みのメッセージを非表示にするには、「表示」->「Hide Read Messages」を選択します。
非表示にしたメッセージを表示するには、「表示」->「Show Hidden Messages」を選択します。非表示にしたメッセージを表示すると、 Evolution
では、削除したメッセージが表示されません。
削除したメッセージを表示するには、「表示」-> 「Hide Deleted Messages」を選択します。 メッセージを削除したフォルダに、削除されたメッセージが取り消し線形式で表示されます。