この章では、「Inbox」の使用方法について説明します。
「Inbox」は、電子メールメッセージのデフォルトの場所になります。「Inbox」を使用して、メッセージの作成、送信、および受信を行えます。図 4–1に、典型的なInboxウィンドウを示します。
Inbox ウィンドウには、フォルダ区画があります。フォルダ区画には、メッセージを格納できるフォルダが表示されます。フォルダ区画の表示と非表示には、「表示」->「Folder Bar」を選択します。
Inbox ウィンドウには、メッセージ区画とプレビュー区画もあります。ウィンドウ上部にあるメッセージ区画には、メッセージの一覧が表示されます。ウィンドウ下部にあるプレビュー区画には、現在選択されているメッセージのプレビューが表示されます。プレビュー区画の表示と非表示には、「表示」->「Preview Pane」を選択します。
図 4–2に、典型的なメッセージ区画を示します。
次の表に、図 4–2に示されているメッセージ区画のインターフェイスコンポーネントの一覧を示します。
メッセージのヘッダ情報は、メッセージの状態によって、異なる形式でメッセージリストに表示されます。図 4–2は、メッセージリスト内の異なる形式を示しています。次の表は、メッセージのヘッダ情報が表示されるときの形式を説明しています。
番号 |
形式 |
説明 |
---|---|---|
3 |
太字 |
メッセージが未開封であることを示します。 |
4 |
通常の形式 |
メッセージが開封済みであることを示します。 |
5 |
赤色 |
重要なメッセージを示します。 |
6 |
強調表示 |
メッセージが現在選択されていることを示します。 |
Inbox ウィンドウを使用して、メッセージの読み取り、作成、送信など、電子メール関連のすべてのタスクを実行できます。Ximian Evolution
では、メッセージをフォルダに入れて管理したり、異なるフィールドでメッセージをソートすることができます。また、メッセージにフラグ、マーク、ラベルを付けて、メッセージの管理を容易にすることもできます。
メッセージの管理には、次の Evolution
機能も使用できます。
ビューを使用すると、異なる方法でメッセージを表示することができます。ビューには、メッセージが特別な配列で表示されます。ビューでは、メッセージリストに表示するカラムを指定したり、メッセージをソートするフィールドを指定します。標準のビューを使用することも、カスタムビューを作成することもできます。
仮想フォルダは、複数のフォルダに存在するメッセージを表します。仮想フォルダでは、複数のフォルダに置かれているメッセージを、1 つのフォルダに存在するメッセージのように表示できます。
フィルタとは、特定の条件でメッセージを調べて、その条件を満たすメッセージに対して処理を実行するのに使用できるツールです。たとえば、フィルタを使用して、あるアドレスから受け取った電子メールを自動的にフォルダに移動することができます。
Inbox ウィンドウには検索バーがあります。検索バーを使用して、メッセージリスト内のメッセージの内容を検索することができます。 高度な検索を実行することもできます。
Evolution
では、検索を保存することができます。保存された検索は、「Search」メニューに追加され、このメニューから検索を選ぶことができます。Evolution
には、検索エディタがあり、検索の追加、編集、削除を行えます。
メッセージを受信するには、「アクション」->「Send/Receive」を選択します。通常、新しいメッセージは、自分の「Inbox」に表示されます。新しいメッセージがあると、「Inbox」のタイトルが太字で表示されます。新しいメッセージの数は、「Inbox」タイトルの横に表示されます。
メッセージは保存および印刷できます。メッセージの表示方法を変更することもできます。
メッセージを開くには、メッセージリストでメッセージをダブルクリックします。
または、開きたいメッセージをメッセージリストから選択して、「ファイル」->「Open Message」を選択します。
ファイルにメッセージを保存するには、「ファイル」->「名前を付けて保存」を選択します。ファイルの名前を「Save Message As」ダイアログに入力して、「OK」をクリックします。
メッセージを印刷するには、メッセージを開いてから、「ファイル」->「印刷」を選択します。「Print Message」ダイアログから希望のオプションを選択して、「印刷」ボタンをクリックします。
どのようにメッセージが印刷されるかをプレビューするには、「ファイル」->「Print Preview」を選択します。
添付ファイルとは、メッセージに含まれるファイルのことです。ファイルを誰かに送りたいときは、そのファイルをメッセージに添付できます。メッセージに添付ファイルが含まれている場合、各添付ファイル用のボタンがメッセージの下部に現れます。 システムが添付ファイルのファイルタイプを認識すると、そのファイルタイムのアイコンがボタンに表示されます。
添付ファイルでは次のアクションを実行できます。
処置 |
参照先 |
---|---|
メッセージの添付ファイルを表示する |
ボタンの左側で右矢印アイコンをクリックします。または、ボタンの右側で下矢印をクリックして、ポップアップメニューから「View Inline」を選択します。 添付ファイルがすでにメッセージ内に表示されている場合は、ボタンの左側で下矢印アイコンをクリックすると、添付ファイルが非表示になります。または、ボタンの右側で下矢印をクリックして、ポップアップメニューから「Hide」を選択します。 |
添付ファイルを保存する |
ボタンの右側で下矢印をクリックして、ポップアップメニューから「Save Attachment」を選択します。「Save Attachment」ダイアログが表示されます。「Save Attachment」ダイアログを使用して添付ファイルを保存します。 |
アプリケーションで添付ファイルを開く |
システムが添付ファイルのファイルタイプを認識する場合、添付ファイルをアプリケーションで開くことができます。添付ファイルを開くには、ボタンの右側で下矢印をクリックして、ポップアップメニューから「Open in application-name」を選択します。 |
メッセージ本文に画像が含まれているメッセージを受け取ることがあります。また、インターネット上の画像へのリンクを含むメッセージを受け取ることもあります。リンクされた画像の読み込みには時間がかかることがあります。また、スパム電子メールの送信者に情報を提供する可能性もあります。デフォルトでは、Evolution
は、メッセージ内のリンクされた画像を表示しません。
メッセージ内のリンクされた画像を表示するには、メッセージを開いて、「表示」->「Message Display」->「Load Images」を選択します。
メッセージに表示されるテキストサイズは、変更することができます。メッセージウィンドウまたはプレビュー区画のテキストサイズを変更できます。
テキストのサイズを小さくするには、「表示」->「Text Size」->「Smaller」を選択します。テキストのサイズを大きくするには、「表示」->「Text Size」->「Larger」を選択します。
テキストのサイズをデフォルトサイズに戻す場合は、「表示」->「Text Size」->「Original Size」を選択します。
メッセージの表示方法は変更することができます。メッセージウィンドウまたはプレビュー区画におけるメッセージの表示方法を変更できます。
メッセージのヘッダ情報をすべて表示するには、「表示」->「Message Display」->「Show Full Headers」を選択します。 ヘッダ情報には、メッセージを配信したサーバ、メッセージの形式など、メッセージの技術的詳細が含まれています。
メッセージのソースをすべて表示するには、「表示」->「Message Display」->「Show Email Source」を選択します。 メッセージのすべてのソースとは、メッセージのソースコードのことです。
標準の表示に戻すには、「表示」->「Message Display」->「Normal Display」を選択します。
新しいメッセージの送信、受信メッセージに対する返信、受信メッセージの転送を行えます。メッセージの宛先アドレスは、メッセージウィンドウの次のフィールドに入力します。
このフィールドには、メッセージを送信するアドレスを入力します。
メッセージの cc は、メッセージを別のアドレスにコピーすることを意味します。このフィールドには、メッセージをコピーするアドレスを入力します。「Cc」 フィールドを表示するには、メッセージウィンドウで「表示」->「Cc Field」を選択します。
このフィールドには、メッセージをブラインドコピーするアドレスを入力します。メッセージをブラインドコピーすると、ブラインドコピーしたアドレスは、配信メッセージに現れません。 「Bcc」フィールドを表示するには、メッセージウィンドウで「表示」->「Bcc Field」を選択します。
新しいメッセージを作成して送信するには、次の手順を実行します。
「ファイル」-> 「新規」->「Mail Message」を選択します。 または、「アクション」->「Compose New Message」を選択します。 Compose a message ウィンドウが表示されます。
Compose a message ウィンドウを使用して、メッセージを作成します。次の表は、Compose a message ウィンドウの要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「From」 |
複数の電子メールアカウントを持っている場合は、このドロップダウンリストを使用して、メッセージの「From」フィールドに挿入する電子メールアドレスを選択します。 |
「Signature」 |
メッセージに署名を追加したい場合は、このドロップダウンリストを使用して、追加する署名を選択します。電子メールアカウントの詳細から自動的に生成された署名を選択することができます。カスタムの署名を作成することもできます。 |
「To」 |
メッセージを送信する電子メールアドレスを入力します。複数のアドレスにメッセージを送信したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。 |
「Subject」 |
このテキストボックスには、メッセージのトピックの簡単な要約を入力します。 |
内容 |
「Subject」フィールドと形式ツールバーの下にあるウィンドウ領域にメッセージテキストを入力します。 送信するメッセージはフォーマットできます。詳細については、メッセージの作成を参照してください。 |
ファイルをメッセージに添付することができます。メッセージにファイルを添付するには、次の手順を実行します。
Compose a message ウィンドウで、「Insert」->「Attachment」を選択します。「Attach file(s)」ダイアログが表示されます。
ダイアログを使用して、メッセージに添付するファイルを選択します。ファイルを選択したら、「OK」をクリックします。 添付ファイルは、Compose a message ウィンドウのアタッチメント区画にアイコンで表示されます。
メッセージを送信するには、「ファイル」->「送信」を選択します。
メッセージに返信するには、次の手順を実行します。
返信対象のメッセージが含まれるフォルダを開きます。メッセージリストから、返信対象のメッセージを選択します。
または、返信対象のメッセージを開きます。
メッセージの送信者に返信するには、「アクション」->「Reply to Sender」を選択します。メッセージの送信者と、メッセージのコピーが送られた人すべてに返信するには、「アクション」->「Reply to All」を選択します。新しいメッセージウィンドウが表示されます。環境設定によって、新しいメッセージに元のメッセージが含まれる場合があります。
「Subject」フィールドと形式ツールバーの下にあるウィンドウ領域にメッセージテキストを入力します。
メッセージを送信するには、「ファイル」->「送信」を選択します。
メッセージは、ほかのアドレスに転送することができます。メッセージはいくつかの方法で転送できます。次の表は、メッセージの転送方式を説明しています。
転送方式 |
説明 |
---|---|
添付ファイルとして |
転送するメッセージを新しいメッセージの添付ファイルとして転送します。 |
挿入 |
新しいメッセージ本文に、転送するメッセージを挿入します。転送するメッセージを引用したい場合、この方式が有用です。 |
引用 |
新しいメッセージ本文に転送するメッセージを挿入し、転送メッセージの各行頭に不等号 (>) などの文字を挿入します。転送するメッセージを引用したい場合で、転送メッセージの行頭を視覚的に区別したい場合に、この方式が有用です。 |
リダイレクト |
メッセージを転送し、メッセージのヘッダ情報を保護します。たとえば、Alex Popov さんからメッセージを受信し、それを Joe Garcia さんにリダイレクトするとします。 Joe Garcia さんがメッセージを開くと、Alex Popov appears さんがメッセージの送信者として表示されます。 この方式は、自分宛ではないメッセージを受信したときに有用です。たとえば、カスタマサービスの担当者が販売に関する問い合わせのメッセージを受信した場合などです。 |
メッセージを転送するには、次の手順を実行します。
転送するメッセージが含まれるフォルダを開きます。メッセージリストから、転送するメッセージを選択します。
または、転送するメッセージを開きます。
「アクション」-> 「Forward Message」を選択します。 新しいメッセージウィンドウが表示されます。
または、「アクション」->「Forward」メニューを使用して、ほかの方式でメッセージを転送することもできます。次の表は、ほかのメッセージ転送方式を説明しています。
メッセージの転送方式 |
選択項目 |
---|---|
添付ファイルとして |
「アクション」->「Forward」->「Attached」 |
挿入 |
「アクション」->「Forward」->「Inline」 |
引用 |
「アクション」->「Forward」->「Quoted」 |
リダイレクト |
「アクション」->「Forward」->「Redirect」 |
「To」フィールドには、メッセージの転送先の電子メールアドレスを入力します。 複数のアドレスにメッセージを転送したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。
メッセージにテキストを追加したい場合は、「Subject」フィールドと形式ツールバーの下にある領域にテキストを入力します。
メッセージを送信するには、「ファイル」->「送信」を選択します。
メッセージには、次の形式を使用できます。
HTML 形式
HTML 形式のテキストには、次のような形式を適用できます。
太字、イタリック、下線、フォントサイズ、フォントの色、およびその他のフォント形式
見出し、箇条書き、段落番号などのパラグラフスタイルパラグラフの位置合わせやインデントも指定できます。
メッセージテンプレートの選択、文書の設定、背景画像の指定、およびその他のページ形式の指定を行えます。
プレーンテキスト形式
プレーンテキストのメッセージには形式を適用できません。
HTML 形式でメッセージを作成するには、「ファイル」->「新規」->「Mail Message」を選択します。 Compose a message ウィンドウで、「Format」->「HTML」を選択します。これにより、「HTML」メニュー項目が選択されます。
フォント形式を適用するには、次の手順を実行します。
形式を適用するテキストを選択します。
選択したテキストに形式を適用するには、次の該当するアクションを実行します。
形式 |
処置 |
---|---|
プレーンテキスト |
「Format」->「Style」->「Plain text」を選択します。 |
太字 |
「Format」->「Style」->「Bold」を選択します。 |
イタリック |
「Format」->「Style」->「Italic」を選択します。 |
下線 |
「Format」->「Style」->「Underline」を選択します。 |
取り消し線 |
「Format」->「Style」->「Strikeout」を選択します。 |
フォントサイズ |
「Format」->「Font Size」を選択して、サブメニューからフォントサイズを選択します。標準テキストのサイズに対して、テキストのサイズを指定する必要があります。指定可能なオプションは、「+2」、「+1」、「-1」、「-2」です。 |
フォントカラー |
「Format」->「Text」を選択します。「Color」ドロップダウンリストで矢印をクリックします。カラーテーブルから色を選択します。 カスタムカラーを指定するには、「Custom Color」色選択ボタンをクリックします。色ガイドまたはスピンボックスを使用して、色を選択します。「OK」をクリックして、新しい色をカラーテーブルに追加します。 「OK」をクリックして、フォントカラー形式に適用し、ダイアログを閉じます。 |
形式ツールバーを使用して、テキストに形式を適用することもできます。形式ツールバーを使用してテキストに形式を適用するには、適用する形式を表すボタンをクリックします。
パラグラフ形式を適用するには、次の手順を実行します。
形式を適用するパラグラフをクリックします。
選択したパラグラフに形式を適用するには、次の該当するアクションを実行します。
形式ツールバーを使用して、パラグラフに形式を適用することもできます。形式ツールバーを使用してパラグラフに形式を適用するには、適用する形式を表すボタンをクリックします。
ページ形式を適用するには、次の手順を実行します。
「Format」->「Page」を選択します。「Properties: Page」ダイアログが表示されます。
「Template」ドロップダウンリストからページに適用するテンプレートを選択します。
「Document Title」テキストボックスにページの名前を入力します。
「Background Image」ドロップダウンコンビネーションボックスに、メッセージの背景に使用したい画像ファイルの名前を入力します。
または、「Browse」をクリックして、「Background Image」ダイアログを表示します。ダイアログを使用して、使用する画像ファイルを指定します。
テキスト、リンク、メッセージ背景の色を選択するには、「Colors」グループの該当するドロップダウンリストの矢印をクリックします。カラーテーブルから色を選択します。
カスタムカラーを設定するには、「Custom Color」色選択ボタンをクリックします。色ガイドまたはスライダを使用して色を選びます。「OK」をクリックして、新しい色をカラーテーブルに追加します。「OK」をクリックして色を適用し、ダイアログを閉じます。
「OK」をクリックして形式をメッセージに適用し、 「Properties: Page」ダイアログを閉じます。
メッセージを削除すると、次のようになります。
削除したメッセージは、「Trash」フォルダに移動されます。
削除したメッセージを表示するように Inbox が構成されている場合は、取り消し線形式でメッセージがメッセージリストに表示されます。削除したメッセージを表示するには、「表示」->「Hide Deleted Messages」を選択します。これにより、「Hide Deleted Messages」メニュー項目が選択解除されます。
削除したメッセージを「Trash」から回復する必要がある場合、メッセージの削除を解除できます。メッセージの削除を解除すると、そのメッセージは、メッセージを削除したフォルダに復元されます。
フォルダを永久削除 (expunge) すると、削除したメッセージをそのフォルダから永久に消去できます。用語確認
「Trash」フォルダを空にすると、「Trash」の内容を永久に削除できます。つまり、「Trash」を空にすることで、すべてのフォルダを永久に削除できます。
メッセージを削除するには、メッセージリストから削除するメッセージを選択して、「編集」->「削除」を選択します。
メッセージの削除を解除するには、削除の解除を行うメッセージを「Trash」フォルダから選択して、「編集」->「Undelete」を選択します。
フォルダからメッセージを永久に削除するには、そのフォルダを開いて「アクション」->「Expunge」を選択します。
Trash を空にするには、「アクション」->「Empty Trash」を選択します。確認 ゴミ箱、ごみ箱の訳があります。
以降の節では、メッセージのナビゲート、選択、ソートの方法について説明します。また、仕事の管理に役立つメッセージのマークおよびフラグの付け方についても説明します。
メッセージリストをナビゲートするには、いくつかの方法があります。表 4–1に、メッセージリストでメッセージをナビゲートする方法について説明します。
表 4–1 メッセージのナビゲート
タスク |
処置 |
---|---|
最初のメッセージに移動する |
Home キーを押す |
最後のメッセージに移動する |
End キーを押す |
メッセージリストでページの上に移動する |
Page Up キーを押す |
メッセージリストでページの下に移動する |
Page Down キーを押す |
次のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Message」を選択する |
次の未開封メッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Unread Message」を選択する |
重要マークが付いた次のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Important Message」を選択する |
次のスレッドの最初のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Next Thread」を選択する |
前のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Previous Message」を選択する |
前の未開封メッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Previous Unread Message」を選択する |
重要マークが付いた前のメッセージに移動する |
「アクション」->「Go To」->「Previous Important Message」を選択する |
メッセージリストからメッセージを選択するには、いくつかの方法があります。表 4–2に、メッセージリストでメッセージを選択する方法について説明します。
表 4–2 メッセージリストからのメッセージの選択
タスク |
アクション |
---|---|
メッセージを選択する |
メッセージをクリックする |
隣接するメッセージ群を選択する |
Shift キーを押したまま放さない。メッセージ群の最初のメッセージをクリックし、メッセージ群の最後のメッセージをクリックする |
複数のメッセージを選択する |
Ctrl キーを押したままにする。選択する複数のメッセージをクリックする |
フォルダ内のすべてのメッセージを選択する |
「編集」->「Select All」を選択する |
メッセージの選択を反転する |
「編集」->「Invert Selection」を選択する。現在選択状態のメッセージは選択解除され、選択されていないメッセージは選択状態になる。 |
メッセージを選択するために、状態カラムのアイコンをクリックしないでください。
メッセージはスレッドで表示できます。メッセージスレッドとは、ある件名に関する最初の電子メールメッセージとそのメッセージに対する応答からなる電子メール群のことです。メッセージスレッドは、メッセージを送信して、そのメッセージに対する多数の応答を受け取ると作成されます。メッセージをスレッドで表示する場合、特定の件名に対して発生した順にメッセージを表示できます。スレッドを使用すると、あるメッセージから次のメッセージへと、電子メールの対話の順を追うことができます。
スレッドでメッセージを表示するには、「表示」->「Threaded Message List」を選択します。
メッセージを受信すると、そのメッセージは未開封としてマークされます。メッセージリストでは、メッセージヘッダ情報は太字で表示され、メッセージアイコンは閉じた封筒で示されます。メッセージを開くか、プレビュー区画にメッセージを表示すると、そのメッセージは自動的に開封済みになります。メッセージヘッダ情報は、通常のテキストで表示され、メッセージアイコンは開いた封筒で示されます。
開封済みのメッセージを未開封にしたり、未開封のメッセージを開封済みにすることができます。
メッセージを未開封にするには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。 「編集」->「Mark as Unread」を選択します。
メッセージを開封済みにするには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。 「編集」->「Mark as Read」を選択します。
フォルダ内のすべてのメッセージを開封済みにするには、フォルダ区画で該当フォルダを選択します。「編集」->「Mark All as Read」を選択します。
受信したメッセージを重要としてマークし、メッセージリストでそのメッセージを視覚的に強調することができます。メッセージを重要としてマークすると、メッセージヘッダ情報の色が変わり、重要カラムに感嘆符アイコンが表示されます。
メッセージを重要としてマークするには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。「編集」->「Mark as Important」を選択します。
メッセージを通常のメッセージに戻すには、メッセージリストから該当メッセージを選択します。 「編集」->「Mark as Unimportant」を選択します。
Inbox 内のメッセージにフォローアップフラグを追加できます。フラグを使用して、メッセージのフォローアップアクション、および期日と時間を指定することができます。フラグは、メッセージからの問題事項について、対応を忘れないようにするために使用します。
フラグは、メッセージの上部に表示されます。次の図は、メッセージに表示された「Follow-Up」 フラグを示しています。
フラグに関連付けられたアクションを完了したら、フラグの状態を「Completed」に設定できます。または、メッセージからフラグを消去することもできます。
メッセージリストには、フラグ関連の次のフィールドを表示できます。
「Flag Status」
「Follow Up Flag」
「Due By」
詳細については、現在のビューをカスタマイズするを参照してください。
メッセージにフラグを付けるには、次の手順を実行します。
フラグを付けるメッセージをメッセージリストで選択します。
「アクション」->「Follow Up」を選択します。「Flag to Follow Up」ダイアログが表示されます。
「Flag to Follow Up」ダイアログに、フラグの詳細を入力します。次の表は、「 Flag to Follow Up」ダイアログの要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「フラグ」 |
ドロップダウンコンビネーションボックスから、メッセージに追加するフラグを選択します。たとえば、メッセージの返信を忘れないようにするためのフラグとして、「Reply」フラグを選択します。 または、新しいフラグの名前をテキストボックスに入力することもできます。 |
「消去」 |
このボタンをクリックすると、メッセージからフラグが削除されます。 |
「Due by」 |
ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、フラグに関連付けられたタスクの完了期日を、日付と時間で指定します。 |
「Completed」 |
フラグに指定したアクションが完了したことを示す場合に、このオプションを選択します。 |
「OK」をクリックします。
フラグを「Completed」に設定するには、メッセージリストの該当メッセージを右クリックします。ポップアップメニューから「Flag Completed」を選択します。フラグは、メッセージの上部から削除されます。
または、メッセージリストから該当メッセージを選択して、「アクション」->「Follow Up」を選択します。「Flag to Follow Up」ダイアログで、「Completed」オプションを選択します。
メッセージからフラグを削除するには、メッセージリストの該当メッセージを右クリックします。ポップアップメニューから「Clear Flag」を選択します。
または、メッセージを選択して、「アクション」-> 「Follow Up」を選択します。 「Flag to Follow Up」ダイアログで、「消去」ボタンをクリックします。
メッセージリストのメッセージにカラーラベルを付けることができます。ラベルを付けると、メッセージリストのメッセージヘッダ情報の色が変わり、視覚的にメッセージが強調されます。たとえば、個人用としてメッセージをマークするには、「Personal」ラベルをメッセージに付けます。
メッセージにラベルを付けるには、メッセージリストの該当メッセージを右クリックします。ポップアップメニューから「Label」を選択し、サブメニューから希望するラベルを選択します。
メッセージリストのメッセージを非表示にすることができます。メッセージを非表示にするには、非表示にするメッセージを選択して、「表示」->「Hide Selected Messages」を選択します。
開封済みのメッセージを非表示にするには、「表示」->「Hide Read Messages」を選択します。
非表示にしたメッセージを表示するには、「表示」->「Show Hidden Messages」を選択します。非表示にしたメッセージを表示すると、 Evolution
では、削除したメッセージが表示されません。
削除したメッセージを表示するには、「表示」-> 「Hide Deleted Messages」を選択します。 メッセージを削除したフォルダに、削除されたメッセージが取り消し線形式で表示されます。
メッセージは、フォルダに格納できます。 Evolution
には、デフォルトで次のメッセージ用のフォルダがあります。
フォルダ |
説明 |
---|---|
「Drafts」 |
下書きメッセージ用のデフォルトフォルダ。メッセージを作成しているときに、「ファイル」->「Save Draft」を選択すると、メッセージはこのフォルダに保存されます。メッセージの作成を完了して送信すると、メッセージはこのフォルダから削除されます。 |
「Inbox」 |
着信メッセージのデフォルトの場所。 |
「Outbox」 |
メッセージを送信しようとしたが、メールサーバに接続していないため |
「Sent」 |
送信したメッセージのデフォルトフォルダ。 |
「Trash」 |
削除したメッセージが含まれます。 |
メッセージを管理するには、フォルダを作成して、Inbox のメッセージをフォルダに移動またはコピーします。フォルダの使用方法についての詳細は、以降の節で説明します。
適切なアクセス許可を持っている場合は、別のユーザのフォルダを開くことができます。別のユーザのフォルダを開くには、次の手順を実行します。
「ファイル」->「Open Other User's Folder」を選択します。「Open Other User's Folder」ダイアログが表示されます。
「Open Other User's Folder」ダイアログに、開きたいフォルダの詳細を入力します。次の表は、「Open Other User's Folder」ダイアログの要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「Account」 |
ドロップダウンリストを使用して、開きたいフォルダを含む電子メールアカウントを選択します。 |
「User」 |
開きたいフォルダを所有するユーザの名前を入力します。または、「User」ボタンをクリックして、連絡先リストからユーザを選択することもできます。「Select Contacts from Addressbook」ダイアログを使用して、ユーザを選択します。 |
「Folder Name」 |
ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、開きたいフォルダの名前を指定します。 |
「了解」をクリックします。
別のユーザのフォルダを閉じるには、「ファイル」->「Remove Other User's Folder」を選択します。
フォルダのプロパティを表示するには、フォルダを開いて、「ファイル」->「Folder」->「Properties for “ folder-name”」を選択します。 「プロパティ」 ダイアログが表示されます。プロパティを表示したあと、「OK」クリックしてダイアログを閉じます。
メールサーバ上のフォルダにサブスクライブするには、次の手順を実行します。
「ツール」->「Subscribe to Folders」を選択します。「Folder Subscriptions」ダイアログが表示されます。
「Folder Subscriptions」ダイアログに、サブスクライブするフォルダフォルダの詳細を入力します。次の表は、「Folder Subscriptions」ダイアログの要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「Server」 |
ドロップダウンリストを使用して、サブスクライブするフォルダを含むメールサーバを選択します。 |
フォルダツリー |
サブスクライブするフォルダをツリーから選択します。 |
「Subscribe」 |
指定したフォルダにサブスクライブするには、「Subscribe」ボタンをクリックします。 |
「Unsubscribe」 |
指定したフォルダへのサブスクライブを解除するには、「Unsubscribe」ボタンをクリックします。 |
メッセージをフォルダに移動するには、次の手順を実行します。
移動するメッセージを選択して、「アクション」->「Move to Folder」を選択します。「Move message(s) to」ダイアログが表示されます。
「Move message(s) to」ダイアログのツリーを使用して、メッセージの移動先のフォルダを選択します。
新しいフォルダを作成するには、「新規」ボタンをクリックします。「Create New Folder」ダイアログが表示されます。詳細については、新しいフォルダを作成するを参照してください。
「了解」をクリックします。
または、フォルダ区画を表示して、フォルダ区画上のフォルダにメッセージをドラッグします。
メッセージをフォルダにコピーするには、次の手順を実行します。
コピーするメッセージを選択して、「アクション」->「Copy to Folder」を選択します。「Copy message(s) to」ダイアログが表示されます。
「Copy message(s) to」ダイアログのツリーを使用して、メッセージのコピー先のフォルダを選択します。
新しいフォルダを作成するには、「新規」ボタンをクリックします。「Create New Folder」ダイアログが表示されます。詳細については、新しいフォルダを作成するを参照してください。
「了解」をクリックします。
Evolution
では、メッセージを検索することができます。個々のメッセージのテキストを検索できます。 検索バーを使用すると、フォルダ内のすべてのメッセージに対して単純な検索を実行できます。たとえば、特定のテキスト文字列を含むメッセージを検索できます。
また、複雑な検索基準を使用して高度な検索を実行することもできます。たとえば、添付ファイルがあり、フラグが付いているメッセージで、特定の日付に受信したメッセージの検索を行うことができます。
検索を保存して、あとで「検索」メニューから検索を使用することもできます。
メッセージを検索するには、次の手順を実行します。
検索するメッセージを開きます。
または、プレビュー区画が表示されているのを確認してから、検索するメッセージを選択します。
「編集」->「Search Message」を選択します。 「Find in Message」ダイアログが表示されます。
「Find」テキストボックスに検索するテキストを入力します。大文字と小文字を区別して検索を行うには、「Case Sensitive」オプションを選択します。
「Find」をクリックします。一致するテキストが、メッセージ内で強調表示されます。一致した総数は「Find in Message」ダイアログに表示されます。
「Find in Message」ダイアログを閉じるには、「閉じる」をクリックします。
フォルダ内のすべてのメッセージを検索するには、次の手順を実行します。
検索したいメッセージを含むフォルダを表示します。
検索バーのドロップダウンリストから、検索するメッセージコンポーネントを選択します。
検索バーのテキストボックスに検索するテキストを入力します。
「Find Now」ボタンをクリックします。または、「検索」->「Find Now」を選択します。 検索基準に一致するメッセージがメッセージリストに表示されます。
検索を保存するには、「検索」->「Save Search」を選択します。「Save Search」ダイアログが表示されます。「Rule name」テキストボックスに、検索の名前を入力し、「OK」をクリックします。
検索基準を消去して、フォルダ内のすべてのメッセージを表示するには、「検索」->「消去」を選択します。または、検索バーの「消去」ボタンをクリックします。
メッセージで高度な検索を行うには、次の手順を実行します。
検索したいメッセージを含むフォルダを表示します。
「検索」->「Advanced」を選択します。 または、検索バーのドロップダウンリストから「Advanced 」を選択することもできます。「Advanced Search」ダイアログが表示されます。
「If」グループボックスを使用して、検索基準を作成します。基準を作成するには、次の手順を実行します。
最初のドロップダウンリストから、検索するメッセージコンポーネントを選択します。たとえば、メッセージ本文のテキストを検索するには、「Message Body」を選択します。
2 番目のドロップダウンリストから、メッセージコンポーネントと検索テキストとの関連性を選択します。たとえば、本文に検索テキストを含むメッセージを検索するには、2 番目のドロップダウンリストから「contains」を選択します。
テキストボックスに、検索テキストを入力します。このテキストは、大文字と小文字が区別されません。
さらに基準を追加するには、「追加」ボタンをクリックします。基準を削除するには、基準の横にある「Remove」ボタンをクリックします。
「Execute actions」ドロップダウンリストから、適切なオプションを選択します。次のオプションのいずれかを選択します。
「if any criteria are met」:指定した基準のいずれかを満たせば一致として検索結果を返す場合は、このオプションを選択します。
「if all criteria are met」: 指定した基準をすべて満たすときのみ一致として検索結果を返す場合は、このオプションを選択します。
「OK」をクリックして、高度な検索を実行します。一致するメッセージが、メッセージリストに表示されます。
検索を保存するには、検索の名前を「Rule name」テキストボックスに入力し、「保存」をクリックします。検索を実行するときは、「検索」->「search-name」を選択します。
高度な検索基準を消去して、フォルダ内のすべてのメッセージを表示するには、「検索」->「消去」を選択します。
Evolution
では、検索を保存することができます。保存された検索は、「検索」メニューに追加され、このメニューから検索を選ぶことができます。Evolution
には、検索エディタがあり、検索の追加、編集、削除を行えます。「検索」メニュー内の検索の順序を並べ替えることができます。
検索を追加するには、次の手順を実行します。
「検索」-> 「Edit Saved Searches」を選択します。「Search Editor」ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。「Add Rule」ダイアログが表示されます。
「Add Rule」ダイアログに、検索の詳細を入力します。次の表は、「Add Rule」ダイアログの要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「Rule name」 |
テキストボックスに検索の名前を入力します。 |
「追加」 |
このボタンをクリックして基準を追加します。 |
「Execute actions」 |
ドロップダウンリストを使用して、メッセージが検索の基準のすべてを満たす場合、または一部を満たす場合のどちらで検索結果を返すかを指定します。 |
最初のドロップダウンリスト |
検索するメッセージコンポーネントを選択します。たとえば、メッセージ本文のテキストを検索するには、「Message Body」を選択します。 |
2 番目のドロップダウンリスト |
メッセージコンポーネントと検索テキストとの関連性を選択します。たとえば、本文に検索テキストを含むメッセージを検索するには、2 番目のドロップダウンリストから「contains」を選択します。 |
テキストボックス |
検索テキストを入力します。このテキストは、大文字と小文字が区別されません。 |
「Remove」 |
基準の横にある「Remove」ボタンをクリックすると、検索基準が削除されます。 |
「OK」をクリックします。検索は、「検索」メニューに追加されます。
検索バーから実行した検索を保存することもできます。詳細については、フォルダ内のすべてのメッセージを検索するを参照してください。検索の保存に、「Advanced Search」ダイアログも使用できます。詳細については、高度な検索を行なうを参照してください。
検索を編集するには、次の手順を実行します。
「検索」-> 「Edit Saved Searches」を選択します。「Search Editor」ダイアログが表示されます。
編集する検索を選択して、「編集」をクリックします。「Edit Rule」ダイアログが表示されます。「Edit Rule」ダイアログで、検索の詳細を変更します。ダイアログ要素の詳細については、検索を追加するを参照してください。
「OK」をクリックして変更を保存し、「Edit Rule」ダイアログを閉じます。
「OK」をクリックして、「Search Editor」ダイアログを閉じます。
検索を削除するには、次の手順を実行します。
「検索」-> 「Edit Saved Searches」を選択します。「Search Editor」ダイアログが表示されます。
削除する検索を選択して、「Remove」をクリックします。
「OK」をクリックします。その検索は、「検索」メニューから削除されます。
「検索」メニューの検索を並べ替えるには、次の手順を実行します。
「検索」-> 「Edit Saved Searches」を選択します。「Search Editor」ダイアログが表示されます。「Search Editor」ダイアログには、「検索」メニューと同じ順序で検索が表示されます。
位置を変更したい検索を選択して、「Up」ボタンまたは「Down」ボタンをクリックして、希望する位置まで検索を移動します。
「OK」をクリックします。「検索」メニューの検索の位置が更新されます。
フィルタを使用して、着信および発信メッセージに対してアクションを実行することができます。たとえば、特定のアドレスから受信した電子メールを指定のフォルダに自動的に移動するフィルタを作成することができます。
フィルタを使用するとスパム電子メールに対処できます。たとえば、特定のアドレスからのメッセージを削除するフィルタを作成できます。また、「Subject 」フィールドまたはメッセージの本文に特定の用語が含まれているメッセージを削除するフィルタを作成することもできます。
フィルタエディタを使用して、メッセージフィルタの追加、編集、削除を行えます。フィルタエディタは、フィルタエディタ内のフィルタの位置を変えるのにも使用できます。
フィルタを追加するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「フィルタ」を選択します。「フィルタ」ダイアログが表示されます。
ダイアログ上部にあるドロップダウンリストで、着信電子メールまたは発信電子メールのどちらにフィルタを適用するかを選択します。
「追加」をクリックします。「Add Rule」ダイアログが表示されます。
「Add Rule」ダイアログに、フィルタの詳細を入力します。ダイアログの上のセクションに、フィルタの基準を入力します。次の表は、「Add Rule」ダイアログの上のセクションにある要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「Rule name」 |
テキストボックスにフィルタの名前を入力します。 |
「追加」 |
このボタンをクリックして、フィルタに基準を追加します。 |
「Execute actions」 |
ドロップダウンリストを使用して、メッセージがすべてのフィルタ基準を満たす場合、または一部を満たす場合のどちらでフィルタアクションを実行するかを指定します。 |
最初のドロップダウンリスト |
基準に使用するメッセージコンポーネントを選択します。たとえば、フィルタでメッセージ本文内のテキストを検索する場合は、「Message Body」を選択します。 |
2 番目のドロップダウンリスト |
メッセージコンポーネントと検索テキストとの関連性を選択します。たとえば、フィルタで本文に検索テキストを含むメッセージを検索するには、2 番目のドロップダウンリストから「contains」を選択します。 |
テキストボックス |
検索テキストを入力します。このテキストは、大文字と小文字が区別されません。 |
「Remove」 |
基準の横にある「Remove」ボタンをクリックすると、検索基準が削除されます。 |
基準を満たす場合に実行するアクションを、ダイアログの下のセクションに入力します。次の表は、「Add Rule」ダイアログの下のセクションにある要素を説明しています。
要素 |
説明 |
---|---|
「追加」 |
このボタンをクリックして、フィルタにアクションを追加します。 |
ドロップダウンリスト |
ドロップダウンリストから実行するアクションを選択します。選択したアクションに応じて、ドロップダウンリストの横に別のコンロロールが表示されます。たとえば、「Move to Folder」アクションを選択すると、ボタンが表示されます。ボタンをクリックして、フォルダを選択できるダイアログを開きます。 |
「Remove」 |
アクションを削除するには、該当アクションの横にある「Remove」ボタンをクリックします。 |
フィルタの詳細を入力したら、「Add Rule」ダイアログで「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。
基準を満たすメッセージを、複数のフォルダにコピーするフィルタを作成することができます。
フィルタを編集するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「フィルタ」を選択します。「フィルタ」ダイアログが表示されます。
ダイアログ上部にあるドロップダウンリストから、着信電子メール用または発信電子メール用のどちらのフィルタを編集するかを選択します。
編集するフィルタを選択して、「編集」をクリックします。「Edit Rule」ダイアログが表示されます。
ダイアログでフィルタの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、フィルタを追加するを参照してください。
フィルタの詳細を変更したら、「Edit Rule」ダイアログで「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。
フィルタを削除するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「フィルタ」を選択します。「フィルタ」ダイアログが表示されます。
ダイアログ上部にあるドロップダウンリストから、着信電子メール用または発信電子メール用のどちらのフィルタを削除するかを選択します。
削除するフィルタを選択して、「Remove」をクリックします。フィルタが削除されます。
「OK」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。
「フィルタ」ダイアログでのフィルタの位置を変更するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「フィルタ」を選択します。「フィルタ」ダイアログが表示されます。
ダイアログ上部にあるドロップダウンリストから、着信電子メール用または発信電子メール用のどちらのフィルタ位置を変更するかを選択します。
位置を変更するフィルタを選択します。
「Up」ボタンまたは「Down」ボタンをクリックして、フィルタの位置を変更します。フィルタが希望する位置になるまで、この手順を繰り返します。
「OK」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。
メッセージからフィルタを作成するには、次の手順を実行します。
メッセージリストで、フィルタの作成元となるメッセージを選択します。
「ツール」->「Create Filter From Message」を選択して、次のいずれかのメニュー項目を選択します。
「Filter on Subject」:選択したメッセージの件名からフィルタを作成します。
「Filter on Sender」:選択したメッセージの送信者からフィルタを作成します。
「Filter on Recipients」:選択したメッセージの受信者からフィルタを作成します。
「Filter on Mailing List」:選択したメッセージの「To」 および「Cc」フィールドのメーリングリストからフィルタを作成します。
「Add Filter Rule」ダイアログが表示されます。選択したメニュー項目に応じて、ダイアログにフィルタの基準が含まれます。
必要に応じて、ダイアログでフィルタの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、フィルタを追加するを参照してください。
「OK」をクリックします。フィルタは、フィルタリストに追加されます。
フィルタエディタ内のすべてのフィルタを、選択したメッセージに適用することができます。これは、フィルタが正しく動作することを確認する場合に行います。
フィルタをメッセージに適用するには、次の手順を実行します。
フィルタを適用するメッセージを選択します。
「アクション」->「Apply Filters」を選択します。
メッセージがフィルタの基準を満たす場合、そのフィルタに関連付けられるアクションが実行されます。
仮想フォルダでは、複数のフォルダに置かれているメッセージを、1 つのフォルダを使用して表示することができます。仮想フォルダは、フォルダ区画の「VFolders」にあります。仮想フォルダを表示するには、フォルダ区画の「VFolders」項目から仮想フォルダを選択します。
フォルダ区画が表示されていない場合は、「表示」->「Folder Bar」を選択します。
仮想フォルダを使用すると、複数のフォルダに置かれているメッセージを編成できます。たとえば、Lorem Ipsum と呼ばれる製品が会社にあるとします。クライアントの名前は、Ximdom.com だとします。Ximdom.Com の従業員から、Lorem Ipsum やその他の製品について定期的にメッセージが送られてきます。メッセージは複数のフォルダに格納されます。
この場合、仮想フォルダを使用して、Ximdom.Com からの Lorem Ipsum 製品に関するメッセージと、ほかの製品に関するメッセージを管理できます。この方法でメッセージを管理するには、次の仮想フォルダを作成します。
すべてのフォルダのメッセージで、アドレスに @ximdom.com が含まれ、メッセージ本文に lorem ipsum というテキストが含まれるメッセージを表示します。
すべてのフォルダのメッセージで、アドレスに @ximdom.com が含まれ、メッセージ本文に lorem ipsum というテキストが含まれないメッセージを表示します。
仮想フォルダは次の方法で作成できます。
仮想フォルダエディタを使用する。
メッセージリストのメッセージを使用して、自動的に仮想フォルダを作成する。
検索を実行したあと、その検索を使用して自動的に仮想フォルダを作成する
仮想フォルダエディタを使用して、仮想フォルダの追加、編集、削除を行えます。仮想フォルダエディタは、フォルダ区画内の仮想フォルダの位置を換えるのにも使用できます。
仮想フォルダを追加するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「Virtual Folder Editor」を選択します。「vFolders」ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。「Add Rule」ダイアログが表示されます。
「Add Rule」ダイアログに、仮想フォルダの詳細を入力します。次の表は、「Add Rule」ダイアログの要素を説明しています。
仮想フォルダの詳細を入力したら、「Add Rule」ダイアログで「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、「vFolders」ダイアログを閉じます。
仮想フォルダを編集するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「Virtual Folder Editor」を選択します。「vFolders」ダイアログが表示されます。
編集する仮想フォルダを選択して、「編集」をクリックします。「Edit Rule」ダイアログが表示されます。
ダイアログで仮想フォルダの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、仮想フォルダを追加するを参照してください。
仮想フォルダの詳細を変更したら、「Edit Rule」ダイアログで「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、「vFolders」ダイアログを閉じます。
仮想フォルダを削除するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「Virtual Folder Editor」を選択します。「vFolders」ダイアログが表示されます。
削除する仮想フォルダを選択して、「Remove」をクリックします。仮想フォルダが削除されます。
「OK」をクリックして、「vFolders」ダイアログを閉じます。
フォルダ区画内での仮想フォルダの位置を変更するには、次の手順を実行します。
「ツール」->「Virtual Folder Editor」を選択します。「vFolders」ダイアログが表示されます。
位置を変更する仮想フォルダを選択します。
「Up」ボタンまたは「Down」ボタンをクリックして、仮想フォルダの位置を変更します。仮想フォルダが希望する位置になるまで、この手順を繰り返します。
「OK」をクリックして、「vFolders」ダイアログを閉じます。
メッセージから仮想フォルダを作成するには、次の手順を実行します。
メッセージリストで、仮想フォルダの作成元となるメッセージを選択します。
「ツール」->「Create Virtual Folder From Message」を選択して、次のいずれかのメニュー項目を選択します。
「VFolder on Subject」:選択したメッセージの件名から仮想フォルダを作成します。
「VFolder on Sender」:選択したメッセージの送信者から仮想フォルダを作成します。
「VFolder on Recipients」:選択したメッセージの受信者から仮想フォルダを作成します。
「VFolder on Mailing List」:選択したメッセージの「To」 および「Cc」フィールドのメーリングリストから仮想フォルダを作成します。
「New VFolder」ダイアログが表示されます。選択したメニュー項目に応じて、ダイアログに仮想フォルダの基準が含まれます。
必要に応じて、ダイアログで仮想フォルダの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、仮想フォルダを追加するを参照してください。
「OK」をクリックします。仮想フォルダが、フォルダ区画内の仮想フォルダリストに追加されます。
検索から仮想フォルダを作成するには、次の手順を実行します。
仮想フォルダを作成するための検索を実行します。詳細については、メッセージの検索を参照してください。
検索を実行したあと、「検索」->「Create Virtual Folder From Search」を選択します。「New VFolder」ダイアログが表示されます。ダイアログには、実行した検索の検索基準が含まれています。
必要に応じて、ダイアログで仮想フォルダの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、仮想フォルダを追加するを参照してください。
「OK」をクリックします。仮想フォルダが、フォルダ区画内の仮想フォルダリストに追加されます。