GNOME 2.2 ユーザーズガイド (Linux 版)

ウィンドウ

GNOME デスクトップ上では、同時に複数のウィンドウを表示できます。各ウィンドウにはフレームがあり、ウィンドウでの作業に使用できるアクティブな制御要素が含まれています。

ウィンドウのタイプ

GNOME デスクトップの特長となっているウィンドウを次に説明します。

ウィンドウを操作する

アプリケーションウィンドウまたはダイアログウィンドウのフレームを使用して、ウィンドウでの各種操作を実行できます。ほとんどの制御要素は、ウィンドウフレームのトップエッジにあります。図 2–2 は、標準的なアプリケーションウィンドウのフレームのトップエッジを示しています。

図 2–2 標準的なアプリケーションウィンドウのフレームのトップエッジ

ウィンドウフレームのトップエッジを示しています。図中の説明: ウィンドウメニューボタン、タイトルバー、最小化/最大化ボタン、ウィンドウを閉じるボタン

ウィンドウフレームのアクティブな制御要素は次のとおりです。

制御要素 

説明 

ウィンドウメニューボタン

クリックすると、ウィンドウメニューが開く

タイトルバー 

ウィンドウを移動したりシェードしたりするために使用する 

最小化ボタン

最小化ボタンをクリックすると、ウィンドウが最小化する

最大化ボタン

ウィンドウの最大化と元のサイズに戻すことに使用する 

ウィンドウを最大化するには、最大化ボタンをクリックする。ウィンドウを元のサイズに戻すには、もう一度最大化ボタンをクリックする

ウィンドウを閉じるボタン

ウィンドウを閉じるボタンをクリックすると、ウィンドウが閉じる

境界 

境界を右クリックすると、ウィンドウメニューが開く

ウィンドウのサイズを変更する場合は、タイトルバーではなく、ウィンドウの境界をグラブします。変更したいサイズになるまで、ウィンドウの境界をドラッグします。

ウィンドウにフォーカスを移動する

フォーカスされているウィンドウは、マウスとキーボードから入力できます。一度にフォーカスできるのは 1 つのウィンドウだけです。フォーカスされているウィンドウの外観は、ほかのウィンドウとは異なります。

次の方法により、ウィンドウをフォーカスできます。

要素 

操作 

マウス 

ウィンドウが可視の場合には、そのウィンドウをクリックする 

ショートカットキー 

ショートカットキーは、開いているウィンドウ間の切り替えに使用する。あるウィンドウにフォーカスを移すには、そのウィンドウにフォーカスが移動したときにキーを放す。 ウィンドウ間を切り替える初期値のショートカットキーは、Alt + Tab キー。

ウィンドウリスト

ウィンドウリストのウィンドウを表すボタンをクリックする

ワークスペーススイッチ

ワークスペーススイッチ ディスプレイで、フォーカスするウィンドウをクリックする