キーボードアクセシビリティオプションの構成
キーボード
アクセシビリティ設定ツールを使用して、キーボードのアクセシビリティ設定を設定します。キーボード
アクセシビリティ設定ツールは、AccessX
として知られています。
次の機能領域内では、キーボード
アクセシビリティ設定ツールの設定をカスタマイズできます。
基本設定
表 10–6 に、変更可能なキーボードの基本アクセシビリティ設定を示します。
表 10–6 キーボードのアクセシビリティ設定
オプション
|
機能
|
「Enable keyboard accessibility features」
|
キーボードのアクセシビリティ機能を有効にする。このオプションを選択すると、設定ツールのほかのオプションも利用可能になる
|
「未使用の場合は無効にする時間」
|
一定時間キーボードが使用されないと、キーボードアクセシビリティ設定を無効にする。スライダを使用して、キーボードアクセシビリティ設定が無効になるまでのキーボードのアイドル時間を秒数で指定する。指定した秒数が経過すると、以下のキーボードアクセシビリティ設定が無効になる
-
バウンスキー
-
マウスキー
-
スローキー
-
スティッキキー
-
トグルキー
|
「キーボードで機能を変更したらビープ音を鳴らす」
|
スティッキキーまたはスローキーなどの機能が有効または無効になると、音で示す
|
「設定の取り込み」
|
このボタンをクリックすると、AccessX 構成ファイルをインポートする
|
「スティッキキーを有効」
|
順にキーを押したとき、複数のキーを同時に押す操作を実行する。以下のスティッキキー設定を指定できる
|
「キーの繰り返し」
|
キーボードの自動リピート設定を有効にする
|
「設定内容の確認」
|
テスト入力領域は、入力したときに、キーボード設定がディスプレイにどのように影響するかがわかる対話型のインターフェイス。テスト入力領域にテキストを入力して、設定の影響を確認する
|
キーボードアクセシビリティ設定の詳細については、『GNOME 2.2 Desktop Accessibility Guide』を参照してください。
フィルタ設定
表 10–7に、変更可能なフィルタ設定を示します。
表 10–7 フィルタ設定
オプション
|
機能
|
「キーボードアクセシビリティ機能を有効にする」
|
キーボードのアクセシビリティ機能を有効にする。このオプションを選択すると、設定ツールのほかのオプションも利用可能になる
|
「スローキーを有効」
|
認識されるまでキーを押し続ける必要のある時間を制御する。以下のスローキー設定を指定できる
|
「バウンスキーを有効」
|
キー入力を受け付けて、キーボードのキーの繰り返し特性を制御する。以下のバウンスキー設定を指定できる。
|
「トグルキーを有効」を選択します。
|
トグルキーが押されたことを音によって示す。トグルキーが有効になるとビープ音が 1 回聞こえる。トグルキーが無効になると ビープ音が 2 回聞こえる
|
「設定内容の確認」
|
テスト入力領域は、入力したときに、キーボード設定がディスプレイにどのように影響するかがわかる対話型のインターフェイス。テスト入力領域にテキストを入力して、設定の影響を確認する
|
キーボードアクセシビリティ設定の詳細については、『GNOME 2.2 Desktop Accessibility Guide』を参照してください。
マウス設定
表 10–8に、変更可能なマウス設定を示します。
表 10–8 マウス設定
オプション
|
機能
|
「キーボードアクセシビリティ機能を有効にする」
|
キーボードのアクセシビリティ機能を有効にする。このオプションを選択すると、設定ツールのほかのオプションも利用可能になる
|
「マウスキーを有効」
|
数字キーパッドがマウス操作をエミュレートする。以下のマウスキー設定を指定できる
-
「ポインタの最大速度」: ポインタが画面上を移動する最大速度を指定
-
「加速時間の間隔」: ポインタの加速時間の間隔を指定
-
「キー押下してマウスポインタ移動する間の遅れ」:キーを押してからポインタが移動するまでの時間を指定
|
「Mouse Preferences」
|
マウス 設定ツールを開く
|
キーボードアクセシビリティ設定の詳細については、『GNOME 2.2 Desktop Accessibility Guide』を参照してください。