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Sun ONE Instant Messaging 6.1 インストールガイド

第 4 章
トラブルシューティング

この章の次の節では、Instant Messaging と Instant Messenger のトラブルシューティングについて説明します。


UNIX システムユーザーとグループの作成 (UNIX のみ)

システムユーザーは、特定のサーバープロセスを実行します。これらのユーザーには、それらのプロセスを実行できるよう特定の権限を割り当てる必要があります。通常は、インストールプロセスによって次のユーザーとグループが作成されます。

インストールプロセスによって Instant Messaging の UNIX ユーザーとグループが作成されない場合は、この節の手順に従って、それらを手動で作成する必要があります。Instant Messaging のユーザーとグループを作成した後で、そのユーザーが所有するディレクトリとファイルに適した権限を設定する必要があります。

適切な UNIX ユーザーとグループを作成するには、次の手順を実行します。

  1. スーパーユーザーとしてログインします。
  2. システムユーザーが所属するグループを作成します。たとえば、Solaris で imserv というグループを作成するには、次のように入力します。
  3. # groupadd imgroup

  4. システムユーザーを作成し、作成したグループにそれを関連付けます。さらに、そのユーザーのパスワードを設定します。たとえば、Solaris で imuser というユーザーを作成し、グループ imserv に関連付けるには、次のように入力します。
  5. # useradd -g imgroup imserver

    ユーザーとグループの追加方法については、ご使用のオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

  6. ユーザーとグループが /etc/groups ファイルに追加されていることを確認します。


Instant Messenger リソースのロードに関する問題

ネットワーク環境では、クライアントのホストとインターネットとの間にファイアウォールがある場合や、JavaTM Web Start が正しいプロキシ設定で構成されていない場合、Instant Messaging リソースのロード中に問題が発生することがあります。

Java Web Start では、システムまたはデフォルトのブラウザに、プロキシ設定について自動的に問い合わせます。ただし、JavaScriptTM ファイルを使用してプロキシ設定が行われている場合は、Java Web Start で問い合わせることはできません。代わりに、Java Web Start のアプリケーションマネージャの「設定」パネルを使用して、プロキシを手動で設定する必要があります。アプリケーションマネージャの使用方法については、Java Web Start の readme ファイルを参照してください。readme ファイルは、次のサイトからオンラインで利用できます。

http://java.sun.com/products/javawebstart


ブラウザに im.jnlp の内容が表示される場合

Java Web Start が起動されずに、ブラウザに im.jnlp ファイルの内容が表示された場合は、Web サーバーの mime.types ファイルを編集して JNLP を定義する行を追加する必要があります。この行を追加する手順については、「JavaTM Web Start の有効化」を参照してください。


Instant Messenger の起動またはダウンロードができない場合

場合によっては、クライアントシステム上の JAR ファイルのキャッシュが壊れている可能性があります。この問題が発生した場合は、Instant Messenger を起動することも、新しいバージョンをダウンロードすることもできません。UNIX でこの問題を修正するには、Java Web Start のキャッシュをクリアする必要があります。Windows では、次の節の手順に従って、Java Web Start のキャッシュと Java プラグインのキャッシュをクリアする必要があります。

UNIX のキャッシュから Sun ONE Instant Messenger を削除するには

  1. Java Web Start アプリケーションマネージャを起動します。
  2. アプリケーションマネージャの使用方法については、Java Web Start の readme ファイルを参照してください。readme ファイルは、次のサイトからオンラインで利用できます。

    http://java.sun.com/products/javawebstart

  3. 「アプリケーション」メニューから、「アプリケーションの削除」を選択します。
  4. アプリケーションマネージャを閉じます。

Windows のキャッシュから Sun ONE Instant Messenger を削除するには

  1. Java Web Start アプリケーション (JWS) マネージャを起動します。
  2. アプリケーションマネージャの使用方法については、Java Web Start の readme ファイルを参照してください。readme ファイルは、次のサイトからオンラインで利用できます。

    http://java.sun.com/products/javawebstart

  3. 「表示」メニューから「ダウンロード済みアプリケーション」を選択します。
  4. アプリケーションマネージャによって、ダウンロードされたアプリケーションが表示されます。

  5. 「Sun ONE Instant Messenger」を選択します。
  6. 「アプリケーション」メニューから「アプリケーションの削除」を選択します。
  7. アプリケーションマネージャを閉じます。

Windows の Java プラグインのキャッシュから Sun ONE Instant Messenger を削除するには

  1. 「コントロール パネル」の「Java Plug-in」をダブルクリックします。
  2. 「Java Plug-in コントロールパネル」が表示されます。

  3. 「Java Plug-in コントロールパネル」の「キャッシュ」タブをクリックします。
  4. 「クリア」ボタンをクリックします。


アプレット記述子ファイルへの変更がブラウザに表示されない場合

Web ブラウザのキャッシュは、アプレット記述子ファイルに頻繁にアクセスします。このため、アプレット記述子ファイルへの変更が必ずしもすぐに反映されるとは限りません。この問題が発生した場合は、ブラウザのメモリキャッシュをクリアする必要があります。

キャッシュをクリアする手順については、ご使用のブラウザのマニュアルを参照してください。



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