Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

「通知」タブの設定

この節では、タスクテンプレート設定プロセスの一部として利用できる、「通知」タブの設定手順を説明します。設定プロセスの開始手順については、「タスクテンプレートの設定」を参照してください。

すべてのタスクテンプレートは、Identity Manager がプロセスを起動したとき (通常はプロセスの完了後) に、管理者およびユーザーに電子メールで通知を送信する動作をサポートします。「通知」タブを使用してこれらの通知を設定できます。


注 –

Identity Manager では、電子メールテンプレートを使用して、情報および操作のリクエストを管理者、承認者、およびユーザーに配信します。Identity Manager の電子メールテンプレートについては、このガイドの 「電子メールテンプレートのカスタマイズ」の節を参照してください。


図 9–5 は、ユーザー作成テンプレートの「通知」ページを示したものです。

図 9–5 「通知」タブ: ユーザー作成テンプレート

ユーザー作成テンプレートの「通知」タブを示す図。

ユーザー通知の設定

通知を受けるユーザーを指定するとき、通知のための電子メールを生成するために使われる電子メールテンプレートの名前も指定する必要があります。

作成、更新、または削除中のユーザーに通知するには、図 9–6 に示すように、「ユーザーへの通知」チェックボックスをオンにし、リストから電子メールテンプレートを選択します。

図 9–6 電子メールテンプレートの指定

「ユーザーへの通知」チェックボックスを示す図

管理者通知の設定

管理者通知の受信者を Identity Manager で決定する方法を指定するには、「通知の受信者を決定する方法」メニューからオプションを選択します。

使用できるオプションは次のとおりです。

属性による管理者通知の受信者の指定


注 –

この属性により、1 つのアカウント ID を表す文字列、またはアカウント ID のリストが決まります。


Procedure指定された属性から通知受信者のアカウント ID を取得する

  1. 「通知の受信者を決定する方法」メニューから「属性」を選択します。次の図に示すように、新しいオプションが表示されます。

    図 9–7 管理者通知: 属性

    「管理者通知」セクションの新しいオプションを示す図

    次のオプションがあります。

    • 「通知の受信者の属性」。受信者のアカウント ID の決定に使用される属性のリスト (このテンプレートに設定されているタスクに関連付けられたビューに、現在定義されている属性) が返されます。

    • 「電子メールテンプレート」。電子メールテンプレートリストが返されます。

  2. 「通知の受信者の属性」メニューから属性を選択します。

    メニューの隣にあるテキストフィールドに属性名が表示されます。

  3. 「電子メールテンプレート」メニューからテンプレートを選択して、管理者の通知電子メールの形式を指定します。

規則による管理者通知の受信者の指定


注 –

評価されたとき、規則は単一のアカウント ID を表す文字列、またはアカウント ID を要素とするリストを返す必要があります。


Procedure指定された規則から通知受信者のアカウント ID を取得する

  1. 「通知の受信者を決定する方法」メニューから「規則」を選択します。「通知」フォームに次の新しいオプションが表示されます。

    図 9–8 管理者通知: 規則

    「管理者通知」セクションの新しいオプションを示す図

    • 「通知の受信者の規則」。規則が評価されると、受信者のアカウント ID を返すための規則のリスト (システムに現在定義されているもの) が返されます。

    • 「電子メールテンプレート」。電子メールテンプレートリストが返されます。

  2. 「通知の受信者の規則」メニューから規則を選択します。

  3. 「電子メールテンプレート」メニューからテンプレートを選択して、管理者の通知電子メールの形式を指定します。

クエリーによる管理者通知の受信者の指定


注 –

現時点では、LDAP および Active Directory リソースのクエリーのみがサポートされています。


Procedure指定されたリソースへのクエリーを作成することによって通知受信者のアカウント ID を取得する

  1. 「通知の受信者を決定する方法」メニューから「クエリー」を選択します。図 9–9 に示すように、「通知」フォームに新しいオプションが表示されます。

    図 9–9 管理者通知: クエリー

    「通知の受信者を決定する方法」メニューからクエリーを選択すると表示される新しいオプションを示す図

    「通知の受信者の管理者のクエリー」テーブルは、クエリーを作成するための次のメニューで構成されます。

    • 「問い合わせ先のリソース」。システムに現在定義されているリソースのリストが返されます。

    • 「問い合わせ先のリソース属性」。システムに現在定義されているリソース属性のリストが返されます。

    • 「比較対象の属性」。システムに現在定義されている属性のリストが返されます。

    • 「電子メールテンプレート」。電子メールテンプレートリストが返されます。

  2. これらのメニューからリソース、リソース属性、および比較対象の属性を選択し、クエリーを作成します。

  3. 「電子メールテンプレート」メニューからテンプレートを選択して、管理者の通知電子メールの形式を指定します。

Procedure管理者リストから管理者通知の受信者を指定する

  1. 「通知の受信者を決定する方法」メニューから「管理者リスト」を選択します。次の図に示すように、「通知」フォームに新しいオプションが表示されます。

    図 9–10 管理者通知: 管理者リスト

    「管理者リスト」の新しいオプションを示す図

    次のオプションがあります。

    • 「通知する管理者」。選択ツールおよび通知できる管理者のリストが返されます。

    • 「電子メールテンプレート」。電子メールテンプレートリストが返されます。

  2. 「利用可能な管理者」リストから 1 人以上の管理者を選択し、「選択された管理者」リストに移動します。

  3. 「電子メールテンプレート」メニューからテンプレートを選択して、管理者の通知電子メールの形式を指定します。