Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

「エンドユーザーが管理する組織」規則

「エンドユーザーが管理する組織」規則には、入力引数として認証中のユーザーのビューを指定します。Identity Manager では、この規則から、エンドユーザーインタフェースにログイン中のユーザーが管理する 1 つ以上の組織が返されることを想定しています。返される組織が 1 つの場合は文字列、複数の場合はリストになります。

これらのオブジェクトを管理するには、ユーザーに End User Administrator 機能が必要です。End User Administrator 機能が割り当てられたユーザーは、「エンドユーザーが管理する組織」規則の内容を表示および変更できます。これらのユーザーは、EndUser 機能で指定されたオブジェクトタイプの表示と変更も行えます。

End User Administrator 機能は、デフォルトでは Configurator ユーザーに割り当てられます。リストの変更や「エンドユーザーが管理する組織」規則の評価によって返される組織の変更が、ログイン済みのユーザーに動的に反映されることはありません。変更を確認するには、ログアウトしてもう一度ログインしてください。

「エンドユーザーが管理する組織」規則から、無効な組織 (Identity Manager に存在しない組織など) が返された場合、その問題がシステムログに記録されます。問題に対処するには、管理者ユーザーインタフェースにログインして、規則を修正します。