Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

アダプタの詳細

MIIS アダプタは、データベーステーブルリソースアダプタとして実装されます。このため、MIIS アダプタには同様のインストール要件があり、配下のデータベースと同じ管理特権が必要です。

MIIS アダプタは、次のデータベースシステムと組み合わせて使用できます。

リソースを設定する際の注意事項

なし

Identity Manager のインストールに関する注意事項

ここに示すインストールの注意点では、SQL Server のデータベーステーブルを管理することを想定します。SQL Server 以外のデータベースを使用している場合は、そのデータベースに必要な JAR ファイルをコピーします。詳細は、該当するデータベースリソースアダプタの、「Identity Manager のインストールに関する注意事項」の節を参照してください。

MIIS リソースアダプタは、カスタムアダプタです。インストールプロセスを完了するには、次の手順を実行してください。

ProcedureMIIS リソースアダプタをインストールする

  1. 「管理するリソースの設定」ページの「リソース」セクションから「Microsoft Identity Integration Server」オプションを選択します。

  2. Microsoft SQL Server 2005 Driver for JDBC を使用してリソースに接続する場合は、mssqlserver.jar ファイルを InstallDir\idm\WEB-INF\lib ディレクトリにコピーします。

    Microsoft SQL Server 2000 Driver for JDBC を使用してリソースに接続する場合は、次の JAR ファイルを Program Files\2000 Microsoft SQL Server 2000 Driver for JDBC\lib ディレクトリから InstallDir\idm\WEB-INF\lib ディレクトリにコピーします。

    • msbase.jar

      • mssqlserver.jar

      • msutil.jar


      注 –

      SQL Server への接続は、すべて同じバージョンの JDBC ドライバを使用して実行してください。これには、リポジトリだけではなく、SQL Server のアカウントまたはテーブルを管理または要求するすべてのリソースアダプタ (Microsoft SQL アダプタ、Microsoft Identity Integration Server アダプタ、データベーステーブルアダプタ、スクリプト JDBC アダプタ、これらのアダプタをベースとするすべてのカスタムアダプタなど) が含まれます。異なるバージョンのドライバを使用しようとすると、競合エラーが発生します。


使用上の注意

なし

セキュリティーに関する注意事項

ここでは、サポートされる接続と特権の要件について説明します。

サポートされる接続

Identity Manager は、JDBC を使用して MIIS アダプタと通信します。

必要な管理特権

ユーザーは、データベース内のフィールドの読み取り、書き込み、削除、および変更ができる必要があります。詳細は、データベースアダプタのマニュアルを参照してください。

プロビジョニングに関する注意事項

次の表に、このアダプタのプロビジョニング機能の概要を示します。

機能  

サポート状況  

アカウントの有効化/無効化 

あり 

アカウントの名前の変更 

なし 

パススルー認証 

あり 

前アクションと後アクション 

なし 

データ読み込みメソッド 

  • リソースからのデータのインポート

  • 調整

アカウント属性

アカウント属性のリストは、MIIS リソースの設定中に「Managed Columns」として選択したデータベース列によって決まります。選択できるアカウント属性は、インストールごとに異なります。

リソースオブジェクトの管理

なし

アイデンティティーテンプレート

$accountId$

サンプルフォーム

なし

トラブルシューティング

Identity Manager のデバッグページを使用して、次のクラスでトレースオプションを設定します。