バグ ID 6836587: 仮想ネットワークまたは仮想ディスクデバイスをドメインに追加したあと、ifconfig でデバイスが存在しないと表示されることがあります。この状態は、/devices エントリが作成されていないために発生することがあります。
この状態は通常操作時には発生しませんが、仮想ネットワークデバイスのインスタンス番号が /etc/path_to_inst ファイルに示されているインスタンス番号と一致しない場合にこのエラーが検出されました。
次に例を示します。
# ifconfig vnet0 plumb ifconfig: plumb: vnet0: no such interface |
仮想デバイスのインスタンス番号は、ldm list の出力内の「DEVICE」列の下に表示されます。
# ldm list -o network primary NAME primary MAC 00:14:4f:86:6a:64 VSW NAME MAC NET-DEV DEVICE DEFAULT-VLAN-ID PVID VID MTU MODE primary-vsw0 00:14:4f:f9:86:f3 nxge0 switch@0 1 1 1500 NETWORK NAME SERVICE DEVICE MAC MODE PVID VID MTU vnet1 primary-vsw0@primary network@0 00:14:4f:f8:76:6d 1 1500 |
このインスタンス番号 (ここに示す vnet および vsw の場合は両方とも 0) と path_to_inst ファイルのインスタンス番号を比較して、両方の番号が確実に一致するようにすることができます。
# egrep '(vnet|vsw)' /etc/path_to_inst "/virtual-devices@100/channel-devices@200/virtual-network-switch@0" 0 "vsw" "/virtual-devices@100/channel-devices@200/network@0" 0 "vnet" |
回避方法: インスタンス番号が一致していない場合、その仮想ネットワークまたは仮想スイッチデバイスを削除します。次に、id プロパティーを設定することで必要なインスタンス番号を明示的に指定し、削除した仮想デバイスをふたたび追加します。
/etc/path_to_inst ファイルを手動で編集することもできます。path_to_inst(4) マニュアルページを参照してください。
マニュアルページに記載されている「changes should not be made to /etc/path_to_inst without careful consideration」という警告に注意してください。