Solaris ユーザーズガイド (上級編)

はじめに

このマニュアルは、SolarisTM オペレーティング環境のコマンド行インタフェース (CLI) を使用してさまざまなシステム作業を行う方法について説明しています。


注 –

Solaris オペレーティング環境は、2 種類のプラットフォーム、SPARCTM と x86 で動作します。このマニュアルで説明する情報は、章、節、注、箇条書き、図、表、例、またはコード例において特に明記しない限り、両方のプラットフォームに該当します。


対象読者

このマニュアルは Solaris 9 オペレーティング環境のユーザを対象としており、コマンド行インタフェースの使用方法を調べるために利用できます。

お読みになる前に

システムがインストール済みで、使用可能な状態になっている必要があります。システムに Solaris オペレーティング環境をインストールしていない場合は、先にシステムに付属のインストールマニュアルを参照してください。

内容の紹介

このマニュアルの内容は以下のとおりです。

関連マニュアル

Solaris オペレーティング環境には、オンラインで利用できる Solaris ソフトウェアに関するマニュアルが多数用意されています。これらのマニュアルの分類は次のとおりです。

Sun のオンラインマニュアル

docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–1 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

system% su

password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

sun% grep `^#define \
  XV_VERSION_STRING'

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。

一般規則