ダイアルアップリンクでは、ダイアルインサーバー上のモデムが接続されているすべてのシリアルポートごとに、/etc/ppp/options. ttyname ファイルを個別に作成することもできます。通常のオプションは次のとおりです。
ダイアルインサーバーが必要とする IP アドレス
シリアルポート ttyname に着信する呼び出し元に特定の IP アドレスを使用させる必要がある場合は、このオプションを設定します。使用するアドレス空間により、予想される呼び出し元の数に比べて、PPP で使用可能な IP アドレスの数に制限がある場合があります。その場合は、ダイアルインサーバー上の PPP で使用されるシリアルインタフェースごとに IP アドレスを割り当てることを考えます。この割り当ては、PPP に動的なアドレス指定を実装します。
asyncmap map-value
asyncmap オプションは、特定のモデムまたは ISDN TA がシリアル回線上で受け取らない制御文字を割り当てます。xonxoff オプションを使用すると、pppd は自動的に 0xa0000 の asyncmap を設定します。
map-value は、16 進数で入力し、問題のある制御文字を指定します。
init "chat -U -f /etc/ppp/mychat"
init オプションは、chat -U コマンド内の情報を使用して、シリアル回線上で通信を開始するようにモデムに指示します。モデムは、/etc/ppp/mychat ファイル内の chat 文字列を使用します。
pppd(1m) のマニュアルページに一覧表示されているセキュリティーパラメータ