Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

Procedureコマンド行を使用して、クライアント上で異なるバージョンの NFS を選択する方法

次の手順は、コマンド行を使用して、クライアントで特定のマウントに使用される NFS のバージョンを制御する方法を示しています。/etc/default/nfs ファイルを変更する場合は、/etc/default/nfs ファイルを変更することで、クライアント上で異なるバージョンの NFS を選択する方法」を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. クライアント上で、目的のバージョンの NFS をマウントします。

    次のコマンドを入力します。


    # mount -o vers=value server-name:/share-point /local-dir
    
    value

    バージョン番号を指定します。

    server-name

    サーバーの名前を指定します。

    /share-point

    共有するリモートディレクトリのパスを指定します。

    /local-dir

    ローカルマウントポイントのパスを指定します。


    注 –

    このコマンドは、NFS プロトコルを使用して、リモートディレクトリをマウントし、/etc/default/nfs ファイルのクライアント設定を上書きします。


参照

「NFS におけるバージョンのネゴシエーション」