submit.cf が追加されたため、次の機能が変更されました。
sendmail の version 8.12 より、root だけがメールキューを実行できます。この変更の詳細は、mailq(1) のマニュアルページを参照してください。新しい作業手順については、「キューディレクトリの管理 (作業マップ)」を参照してください。
メール配信プログラムモードは、root 権限がなくても実行されるので、sendmail が特定のファイル (.forward ファイルなど) にアクセスできないことがあります。したがって、sendmail に -bv オプションを追加すると、ユーザーが誤解するような出力を発生させる可能性があります。回避策はありません。
8.12 より前のバージョンの sendmail では、sendmail をデーモンモードで実行しない場合は、受信メールの配信を防止することしかできませんでした。version 8.12 より、デフォルトの構成で、sendmail デーモンを実行しない場合、送信メールの配信もまた防止することができます。クライアントキューランナー (メール配信プログラム) を設定して、ローカル SMTP ポートのデーモンにメールを送信できるようにする必要があります。クライアントキューランナーが SMTP のセッションをローカルホストで開こうとした場合で、デーモンが SMTP ポートで待機していないときには、メールはキューにとどまります。デフォルトの構成では、デーモンが実行されます。そのため、デフォルト構成を使用する場合には、この問題は発生しません。ただし、デーモンを無効にした場合の解決方法については、 「sendmail.cf の代替構成を使ってメール配信を管理する方法」を参照してください。