Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス)

sendmail の version 8.12 からの LDAP の変更点

次に、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) を sendmail で使用する際の変更点について説明します。

次の例では、これらのトークンが「 *」検索でどのように違うかを説明します。

表 14–29 トークンの比較

LDAP のマップ指定 

同等の指定 

結果 

-k"uid=%s"

-k"uid=*"

ユーザー属性を持つ任意のレコードに一致します 

-k"uid=%0"

-k"uid=\2A"

*」という名前を持つユーザーに一致します

次の表では、LDAP マップの追加されたフラグについて説明しています。

表 14–30 LDAP マップの追加されたフラグ

フラグ 

説明 

-1

一致したレコードが 1 つだけだった場合、そのレコードを返します。複数のレコードが一致して返される場合には、結果として、レコードが検出されなかったことと同じとなります。 

-r never|always|search|find

LDAP 別名の参照を解除するオプションを設定します。 

-Z size

一致したもののうち、返すレコード数を制限します。