NFS version 4 を使用しない場合、この手順を使用します。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
/etc/default/nfs ファイルを編集します。
たとえば、サーバーが version 3 だけを使用するようにするには、NFS_SERVER_VERSMAX と NFS_SERVER_VERSMIN の値を 3 に設定します。キーワードとその値の一覧については、「/etc/default/nfs ファイルのキーワード」を参照してください。
NFS_SERVER_VERSMAX=value NFS_SERVER_VERSMIN=value |
バージョン番号を指定します。
これらの行は、デフォルトでコメントになっています。ポンド記号 (#) を削除することも忘れないでください。
SMF パラメータを変更して、NFS のバージョン番号を設定します。
たとえば、サーバーが version 3 だけを使用するようにするには、次のようにして server_vermax と server_versmin の両方を 3 に設定します。
# sharectl set -p server_vermax=3 nfs # sharectl set -p server_vermin=3 nfs |
(省略可能) サーバー委託を無効にする場合、/etc/default/nfs ファイルに次の行を追加します。
NFS_SERVER_DELEGATION=off |
NFS version 4 では、サーバー委託は、デフォルトで有効になっています。詳細は、「NFS version 4 における委託」を参照してください。
(省略可能) クライアントとサーバーの共通ドメインを設定する場合は、/etc/default/nfs ファイルに次の行を追加します。
NFSMAPID_DOMAIN=my.comany.com |
共通ドメインを指定します
詳細は、「nfsmapid デーモン」を参照してください。
NFS サービスがサーバー上で動作していることを確認します。
次のコマンドを入力します。
# svcs network/nfs/server |
このコマンドは、NFS サーバーサービスがオンラインか、または無効かをレポートします。
(省略可能) 必要に応じて、NFS サービスを無効にします。
NFS サービスがオンラインであることを前の手順で検出した場合、次のコマンドを入力して、サービスを無効にします。
# svcadm disable network/nfs/server |
NFS サービスを構成する必要がある場合は、「ファイルシステム自動共有を設定する方法」を参照してください。
NFS サービスを有効にします。
次のコマンドを入力して、サービスを有効にします。
# svcadm enable network/nfs/server |