次の表に、UFS ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用する /usr/sbin ディレクトリ内のコマンドを示します。
表 18–1 UFS ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用するコマンド
コマンド |
説明 |
マニュアルページ |
---|---|---|
mount |
ファイルシステムとリモートリソースをマウントします。 | |
mountall |
/etc/vfstab ファイルに指定されているすべてのファイルシステムをマウントします。システムがマルチユーザーモードになるときに、mountall コマンドが自動的に実行されます。 | |
umount |
ファイルシステムとリモートリソースをマウント解除します。 | |
umountall |
/etc/vfstab ファイルに指定されているすべてのファイルシステムをマウント解除します。 |
ZFS ファイルシステムをマウントおよびマウント解除する方法の詳細は、『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』を参照してください。
mount コマンドと mountall コマンドの使用時には、次の点に注意してください。
mount や mountall コマンドでは、不整合が認められた読み取り / 書き込み用のファイルシステムをマウントできません。mount または mountall コマンドからエラーメッセージが表示される場合は、ファイルシステムを検査する必要があります。ファイルシステムを検査する手順については、第 21 章UFS ファイルシステムの整合性検査 (手順)を参照してください。
umount や umountall コマンドは、使用中のファイルシステムをマウント解除しません。ファイルシステムは、次のいずれかの場合に使用中であるとみなされます。
ユーザーがファイルシステム内のファイルまたはディレクトリにアクセスしている場合。
プログラムがそのファイルシステム上にあるファイルをオープンしている場合。
ファイルシステムが共有されている場合。
読み取り専用から読み取り / 書き込み専用アクセスへ再マウントする場合は、remount オプションを使用できます。読み取り / 書き込みアクセスから読み取り専用アクセスへの再マウントはできません。