マルチテラバイトの UFS ファイルシステムは、Solaris ボリュームマネージャーまたは VxVM ボリューム、あるいは 1T バイトを超える物理ディスクとして提供されたマルチテラバイトの LUN が利用できることを前提にサポートされています。
マルチテラバイトの UFS ファイルシステムを作成する前に、次のいずれかを行う必要があります。
format ユーティリティーまたは Solaris インストールユーティリティーを使ってマルチテラバイトのディスクパーティションを作成しておきます
Solaris ボリュームマネージャーを使ってマルチテラバイトのボリュームを設定しておきます
マルチテラバイト UFS ファイルシステムの詳細は、「64 ビット: マルチテラバイトの UFS ファイルシステムのサポート」を参照してください。
スーパーユーザーになります。
論理ボリューム上にマルチテラバイトの UFS ファイルシステムを作成します。
たとえば、次のコマンドを実行すると、1.8T バイトボリュームの UFS ファイルシステムが作成されます。
# newfs /dev/md/rdsk/d99 newfs: construct a new file system /dev/md/rdsk/d99: (y/n)? y /dev/md/rdsk/d99: 3859402752 sectors in 628158 cylinders of 48 tracks, 128 sectors 1884474.0MB in 4393 cyl groups (143 c/g, 429.00MB/g, 448 i/g) super-block backups (for fsck -F ufs -o b=#) at: 32, 878752, 1757472, 2636192, 3514912, 4393632, 5272352, 6151072, 702... Initializing cylinder groups: ........................................................................ super-block backups for last 10 cylinder groups at: 3850872736, 3851751456, 3852630176, 3853508896, 3854387616, 3855266336, 3856145056, 3857023776, 3857902496, 3858781216, # |
新しく作成したファイルシステムの整合性を検査します。
次に例を示します。
# fsck /dev/md/rdsk/d99 ** /dev/md/rdsk/d99 ** Last Mounted on ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts ** Phase 5 - Check Cyl groups 2 files, 2 used, 241173122 free (0 frags, 241173122 blocks, 0.0% fragmentation) # |
新しく作成したファイルシステムをマウントして検査します。
次に例を示します。
# mount /dev/md/dsk/d99 /bigdir # df -h /bigdir Filesystem size used avail capacity Mounted on /dev/md/dsk/d99 1.8T 64M 1.8T 1% /bigdir |