Java Desktop System 電子メールとカレンダ・ユーザーズガイド

フィルタの使用

フィルタを使用して、着信および発信メッセージに対してアクションを実行することができます。たとえば、特定のアドレスから受信した電子メールを指定のフォルダに自動的に移動するフィルタを作成することができる

フィルタを使用するとスパム電子メールに対処できます。たとえば、特定のアドレスからのメッセージを削除するフィルタを作成できます。また、「件名」フィールドまたはメッセージの本文に特定の用語が含まれているメッセージを削除するフィルタを作成することもできます。

フィルタエディタの使用

フィルタエディタを使用して、メッセージフィルタの追加、編集、削除を行えます。フィルタエディタは、フィルタエディタ内のフィルタの位置を変えるのにも使用できます。

フィルタを追加する

次の手順を実行します。

  1. 「ツール」->「フィルタ」を選択します。

  2. 「フィルタ」ダイアログ上部にあるドロップダウンリストで、着信電子メールまたは発信電子メールのどちらにフィルタを適用するかを選択します。

  3. 「追加」をクリックします。

  4. 「ルールの追加」ダイアログに、フィルタの詳細を入力します。ダイアログの上のセクションに、フィルタの基準を入力します。次の表は、「ルールの追加」ダイアログの上のセクションにある要素を説明しています。

    要素 

    説明 

    「ルール名」

    テキストボックスにフィルタの名前を入力します。 

    「追加」

    このボタンをクリックして、フィルタに基準を追加します。 

    「次の条件で実行する」

    ドロップダウンリストを使用して、メッセージがすべてのフィルタ基準を満たす場合、または一部を満たす場合のどちらでフィルタアクションを実行するかを指定します。 

    最初のドロップダウンリスト 

    基準に使用するメッセージコンポーネントを選択します。たとえば、フィルタでメッセージ本文内のテキストを検索する場合は、「メッセージ本文」を選択します。

    2 番目のドロップダウンリスト 

    メッセージコンポーネントと検索テキストとの関連性を選択します。たとえば、フィルタで本文に検索テキストを含むメッセージを検索するには、2 番目のドロップダウンリストから「が次のものを含む」を選択します。

    テキストボックス 

    検索テキストを入力します。このテキストは、大文字と小文字が区別されません。 

    「削除」

    基準を削除するには、基準の横にある「削除」ボタンをクリックします。

  5. 基準を満たす場合に実行するアクションを、ダイアログの下のセクションに入力します。次の表は、「ルールの追加」ダイアログの下のセクションにある要素を説明しています。

    要素 

    説明 

    「追加」

    このボタンをクリックして、フィルタにアクションを追加します。 

    ドロップダウンリスト 

    ドロップダウンリストから実行するアクションを選択します。選択したアクションに応じて、ドロップダウンリストの横に別のコントロールが表示されます。たとえば、「フォルダへ移動」アクションを選択すると、ボタンが表示されます。ボタンをクリックして、フォルダを選択できるダイアログを開きます。

    「削除」

    アクションを削除するには、該当アクションの横にある「削除」ボタンをクリックします。

  6. フィルタの詳細を入力して、「ルールの追加」ダイアログで「了解」をクリックします。

  7. 「了解」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。


注 –

基準を満たすメッセージを、複数のフォルダにコピーするフィルタを作成することができます。


フィルタを編集する

次の手順を実行します。

  1. 「ツール」->「フィルタ」を選択します。

  2. 「フィルタ」ダイアログ上部にあるドロップダウンリストで、編集するフィルタが着信電子メール用か発信電子メール用かを選択します。

  3. 編集するフィルタを選択して、「編集」をクリックします。「ルールエディタ」ダイアログが表示されます。

  4. ダイアログでフィルタの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、「フィルタを追加する」を参照してください。

  5. フィルタの詳細を変更したら、「ルールの編集」ダイアログで「了解」をクリックします。

  6. 「了解」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。

フィルタを削除する

次の手順を実行します。

  1. 「ツール」->「フィルタ」を選択します。

  2. 「フィルタ」ダイアログ上部にあるドロップダウンリストで、削除するフィルタが着信電子メール用か発信電子メール用かを選択します。

  3. 削除するフィルタを選択して、「削除」をクリックします。

  4. 「了解」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。

フィルタの位置を変更する

「フィルタ」ダイアログでのフィルタの位置を変更するには、次の手順を実行します。

  1. 「ツール」->「フィルタ」を選択します。

  2. 「フィルタ」ダイアログ上部にあるドロップダウンリストで、位置を変更するフィルタが着信電子メール用か発信電子メール用かを選択します。

  3. 位置を変更するフィルタを選択します。

  4. 「上」ボタンまたは「下」ボタンをクリックして、フィルタの位置を変更します。フィルタが希望する位置になるまで、この手順を繰り返します。

  5. 「了解」をクリックして、「フィルタ」ダイアログを閉じます。

メッセージからフィルタを作成する

次の手順を実行します。

  1. メッセージリストで、フィルタの作成元となるメッセージを選択します。

  2. 「ツール」->「メッセージからフィルタの作成」を選択して、次のメニュー項目のどれか 1 つを選択します。

    • 「件名を基にしたフィルタ」: 選択したメッセージの件名からフィルタを作成します。

    • 「差出人を基にしたフィルタ」: 選択したメッセージの送信者からフィルタを作成します。

    • 「宛先を基にしたフィルタ」: 選択したメッセージの受信者からフィルタを作成します。

    • 「メーリングリストを基にしたフィルタ」: 選択したメッセージの「宛先」および「Cc」フィールドのメーリングリストからフィルタを作成します。

    「フィルタルールの追加」ダイアログが表示されます。選択したメニュー項目に応じて、ダイアログにフィルタの基準が含まれます。

  3. 必要に応じて、ダイアログでフィルタの詳細を変更します。ダイアログに関する詳細については、「フィルタを追加する」を参照してください。

  4. 「了解」をクリックします。フィルタは、フィルタリストに追加されます。

選択したメッセージにフィルタを適用する

フィルタエディタ内のすべてのフィルタを、選択したメッセージに適用することができます。これは、フィルタが正しく動作することを確認する場合に行います。

フィルタをメッセージに適用するには、次の手順を実行します。

  1. フィルタを適用するメッセージを選択します。

  2. 「動作」->「フィルタの適用」を選択します。

メッセージがフィルタの基準を満たす場合、そのフィルタに関連付けられるアクションが実行されます。