役割を引き受けることで、Trusted Extensions の大域ゾーンに入ります。システム全体の管理は、大域ゾーンからのみ実行することができます。大域ゾーンに入ることができるのは、スーパーユーザーと役割だけです。
役割になったあと、役割はユーザーのラベルでワークスペースを作成し、ラベル付きゾーンで管理ファイルを編集できます。
トラブルシューティングの場合は、フェイルセーフセッションを開始して大域ゾーンに入ることもできます。詳細については、「Trusted Extensions でフェイルセーフセッションにログインする」を参照してください。
1 つまたは複数の役割を作成しているか、大域ゾーンにスーパーユーザーとして入ることを計画します。「Trusted Extensions での役割の作成」を参照してください。
トラステッド機構を使用します。
Solaris Trusted Extensions (JDS) では、トラステッドストライプに表示されているユーザー名をクリックし、役割を選択します。
役割が割り当てられている場合は、役割名がリストに表示されます。
Trusted Extensions のデスクトップ機能の場所と意味については、『Oracle Solaris Trusted Extensions ユーザーズガイド』の第 4 章「Trusted Extensions の構成要素 (リファレンス)」を参照してください。
Solaris Trusted Extensions (CDE) で、トラステッドパスメニューを開きます。
プロンプトが表示されたら、役割のパスワードを入力します。
Trusted CDE では、新しい役割のワークスペースが作成され、ワークスペーススイッチボタンが役割のデスクトップの色に変わり、各ウィンドウ上部のタイトルバーに「トラステッドパス」と表示されます。Trusted JDS では、現在のワークスペースが役割のワークスペースに変わります。
Trusted CDE では、マウスを使用して一般ユーザーのワークスペースを選択することで、役割のワークスペースを終了します。最後の役割のワークスペースを削除して、役割を終了することもできます。Trusted JDS では、トラステッドストライプ上の役割名をクリックし、メニューから別の役割またはユーザーを選択します。このアクションにより、現在のワークスペースが新しい役割またはユーザーのプロセスに変わります。