通常、管理者はrlogin および ssh コマンドを使用して、コマンド行から遠隔システムを管理します。Solaris 管理コンソールも使用できます。Trusted CDE では、dtappsession プログラムで遠隔から Trusted CDE アクションを起動できます。Solaris 10 5/09 リリースから、仮想ネットワークコンピュータ (virtual networking computer、VNC) を使用してマルチレベルデスクトップを遠隔表示できるようになります。
Trusted Extensions では、次の遠隔管理方式が可能です。
root ユーザーは、端末から遠隔ホストにログインすることができます。「Trusted Extensions でコマンド行から遠隔でログインする」を参照してください。この方式は、Solaris システムの場合と同じように機能します。この方式はセキュリティー保護されません。
役割は、役割ワークスペースで端末から遠隔ホストにログインすることができます。「Trusted Extensions でコマンド行から遠隔でログインする」を参照してください。
管理者は、遠隔システム上で実行中の Solaris 管理コンソールサーバーを起動することができます。「Trusted Extensions システムから Solaris 管理コンソールを使ってシステムを遠隔管理する」を参照してください。
Trusted_Extensions フォルダのアクションは、 dtappsession コマンドを使用して遠隔で起動することができます。「dtappsession で Trusted Extensions を遠隔管理する」を参照してください。
ユーザーは、VNC クライアントプログラムを使用して Trusted Extensions システム上の Xvnc サーバーに接続して、遠隔のマルチレベルデスクトップにログインできます。「Xvnc を使用して Trusted Extensions システムに遠隔アクセスする」を参照してください。