プリンタの terminfo エントリを作成する前に、まず、そのプリンタをサポートする既存の terminfo エントリがないことを確認してください。そのためには、類似するプリンタ用のエントリがあれば、それを使用してプリンタを設定してみてください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
プリンタの terminfo エントリ名を決定します。
/usr/share/lib/terminfo ディレクトリ内のディレクトリには、有効な terminfo エントリがすべて入っています。それを参考にしてプリンタ名を選択してください。
プリンタの terminfo エントリファイルを作成します。
LP 印刷サービスに新しいプリンタを追加するために 表 12–6 エントリ内で定義しなければならない項目については、Table 12–6 を参照してください。terminfo データベースの構造については、terminfo(4) のマニュアルページを参照してください。
新しい terminfo エントリを作成しやすいように、infocmp コマンドを使用して既存の terminfo エントリをファイルに保存します。このコマンドは、作成したいエントリに似た terminfo エントリがある場合に便利です。たとえば、次のコマンドで ps エントリを ps_cust ファイルに保存すると、新しい terminfo エントリになります。
infocmp ps > ps_cust
terminfo エントリファイルをコンパイルして terminfo データベースに入れます。
# tic terminfo_entry |
ここで、terminfo-entry 変数は、作成した terminfo エントリファイルです。
/usr/share/lib/terminfo ディレクトリ内で新しい terminfo エントリファイルをチェックします。