Solaris のシステム管理 (印刷)

Procedureサポートされていないプリンタの terminfo エントリを追加する方法


注 –

プリンタの terminfo エントリを作成する前に、まず、そのプリンタをサポートする既存の terminfo エントリがないことを確認してください。そのためには、類似するプリンタ用のエントリがあれば、それを使用してプリンタを設定してみてください。


  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. プリンタの terminfo エントリ名を決定します。

    /usr/share/lib/terminfo ディレクトリ内のディレクトリには、有効な terminfo エントリがすべて入っています。それを参考にしてプリンタ名を選択してください。

  3. プリンタの terminfo エントリファイルを作成します。

    LP 印刷サービスに新しいプリンタを追加するために 表 12–6 エントリ内で定義しなければならない項目については、Table 12–6 を参照してください。terminfo データベースの構造については、terminfo(4) のマニュアルページを参照してください。

    新しい terminfo エントリを作成しやすいように、infocmp コマンドを使用して既存の terminfo エントリをファイルに保存します。このコマンドは、作成したいエントリに似た terminfo エントリがある場合に便利です。たとえば、次のコマンドで ps エントリを ps_cust ファイルに保存すると、新しい terminfo エントリになります。

    infocmp ps > ps_cust

  4. terminfo エントリファイルをコンパイルして terminfo データベースに入れます。


    # tic terminfo_entry
    

    ここで、terminfo-entry 変数は、作成した terminfo エントリファイルです。

  5. /usr/share/lib/terminfo ディレクトリ内で新しい terminfo エントリファイルをチェックします。