アプリケーションパッケージ開発者ガイド

Procedureターゲットシステムに追加領域を予約する方法

  1. 情報ファイルが格納されているディレクトリを、現在の作業用ディレクトリにします。

  2. 任意のテキストエディタを使用して、spacet という名前のファイルを作成します。

    パッケージに必要な追加ディスク領域の要件を指定します。次の形式を使用します。


    pathname blocks inodes
    
    pathname

    ディレクトリ名を指定します。ファイルシステムのマウントポイントであってもなくてもかまいません。

    blocks

    予約する 512 バイトブロックの数を指定します。

    i ノード

    必要な i ノードの数を指定します。

    詳細については、space(4) のマニュアルページを参照してください。

  3. ファイルを保存してエディタを終了します。

  4. 次のいずれかの作業を完了します。

  5. パッケージを構築します。

    必要な場合は、「パッケージの構築方法」を参照してください。


例 3–4 space ファイル

この space ファイルの例では、1000 個の 512 バイトブロックと 1 個の i ノードをターゲットシステムの /opt ディレクトリに予約するように指定しています。


/opt   1000   1

参照

パッケージを構築したあと、実際にインストールして、正しくインストールされることを確認し、整合性を検証します。第 4 章パッケージの確認と転送では、これらの作業について説明し、検証済みのパッケージを配布媒体に転送する方法の手順を示します。