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| Sun Java System Application Server Enterprise Edition 7 2004Q2 入門ガイド | |
本書について
ここでは、『Sun JavaTM System Application Server 7 入門ガイド』の内容について説明します。
この章では次の項目を取り上げます。
マニュアルの概要この『入門ガイド』は、Sun Java System Application Server を初めて使うユーザーを対象としています。このマニュアルでは、ロードバランスや HTTP セッションの持続性など、Sun Java System Application Server, Enterprise Edition の固有の機能を含め、実務的な知識を得るための簡潔な操作手順を記載しています。アプリケーションサーバーの使用や開発の経験は特に必要ありません。ただし、『Sun Java System Application Server インストールガイド』の指示に従ってサーバーをインストールしておく必要があります。
最初に、クラスタやロードバランス、セッションの持続性機能の概要を含めて、Sun Java System Application Server の機能の全体像を紹介します。次に、サンプルアプリケーションの実行環境の設定手順に進みます。ここでは、サンプルアプリケーションを配備する方法と、ロードバランスおよびセッションの持続性を確認する方法を示しています。また、より詳細な情報入手のため目的別に情報の参照先を記載しています。
マニュアルの使用方法Sun Java System Application Server Standard および Enterprise Edition のマニュアルは、PDF 形式または HTML 形式で、次のサイトから入手できます。
次の表は、Sun Java System Application Server のマニュアルに記述されている概要と内容を示しています。(AS 7 2004Q2 用に更新) と表示されたマニュアルは、Sun Java System Application Server Standard および Enterprise Edition 7 2004Q2 リリース用に更新されたことを表します。この表示のないマニュアルは、Enterprise Edition バージョン 7 のリリース以降更新されていません。
マニュアルの構成このマニュアルでは、Sun Java System Application Server を初めて使用するユーザーを対象に、Sun Java System Application Server の Enterprise Edition 機能について概説します。
このマニュアルは次の章から構成されています。
- 第 1 章「Sun Java System Application Server 7, Enterprise Edition の概要」では、クラスタリング、ロードバランス、HTTP セッションの持続性、高可用性データベースの概略説明など、製品の概要を説明します。
- 第 2 章「クラスタリングのシナリオ」では、HTTP と RMI/IIOP ロードバランスおよびフェイルオーバーの設定手順を取り上げます。
- 第 3 章「エンタープライズ機能の設定のチュートリアル」には、チュートリアルを始める前に実行するタスクのリスト、エンタープライズ機能を使うようにサーバーを設定する手順の概要、クラスタと HTTP セッションのフェイルオーバーを使うためのサーバー設定のチュートリアルが記載されています。
- 第 4 章「クラスタ JSP サンプルアプリケーションのチュートリアル」では、クラスタ JSP アプリケーションのクラスタへの配備方法、および実行方法について説明します。また、このアプリケーションを使ってロードバランスと HTTP セッションの持続性を確認する方法も説明します。
- 第 5 章「要約と参照情報」では、このマニュアルで説明した作業を振り返り、次に参照すべき情報について説明します。
最後に、索引が記載されています。
マニュアルの表記規則この節では、このマニュアルの表記規則について説明します。
一般的な表記規則
このマニュアルは、次の表記規則に従っています。
- フォントは、次のように使い分けます。
- このマニュアルでは、ほとんどのプラットフォームのインストールルートディレクトリを install_dir で表しています。例外は、「ディレクトリ名の表記規則」に記載しています。
ほとんどのプラットフォームの install_dir は、デフォルトで次の場所にあります。
上記のプラットフォームでは、default_config_dir と install_config_dir は、install_dir と同じです。例外と詳細については、「ディレクトリ名の表記規則」を参照してください。
ディレクトリ名の表記規則
デフォルトでは、Solaris PKG 形式でインストールする場合または Linux RPM 形式でインストールする場合、Application Server のファイルは複数のルートディレクトリに分散しています。このマニュアルは、デフォルトの複数のインストールディレクトリに対応した、次の表記規則を使用しています。
- install_dir は、/opt/SUNWappserver7 を示します。このディレクトリには、インストールイメージの静的な要素が保存されます。Application Server を構成するユーティリティ、実行可能ファイル、およびライブラリは、すべてここに保存されます。
- default_config_dir は、/var/opt/SUNWappserver7/domains を示します。このディレクトリは、作成されたドメインのデフォルトの保存場所です。
- install_config_dir は、/etc/opt/SUNWappserver7/config を示します。このディレクトリには、インストール全体に適用される設定情報が保存されます。たとえば、このインストールのライセンス、管理ドメインのマスターリストなどが保存されます。
連絡先次の場合には、Sun Microsystems まで連絡してください。
ご意見、ご要望
製品またはマニュアルに関する一般的なご意見は、appserver-feedback@sun.com までご連絡ください。
トレーニング
Application Server トレーニングコースは、次の URL から申し込むことができます。
http://training.sun.com/US/catalog/enterprise/web_application.html/
Sun Java System Application Server の新しいコースについては、定期的にこのサイトを参照して確認してください。
製品サポートの問い合わせ
ご使用のシステムに問題が発生した場合は、次のいずれかの方法でカスタマサポートにお問い合わせください。
サポートのご依頼の前に、次の情報を用意してください。サポート担当がお客様の問題を解決するために必要な情報です。