この章で説明する作業を開始する前に、インストールの順序を作成し、インストールに関する一般的な要件や前提条件をすべて満たしておいてください。
このリリースの Communications Suite の前提条件に関する特定の情報は、「一般的なインストール前提条件の確認」を参照してください。
Communications Suite のシステム要件については、『Sun Java Communications Suite 5 リリースノート』に一覧表示されています。Java ES の場合は、『Sun Java Enterprise System 5 リリースノート (UNIX 版)』の「プラットフォームの要件と問題点」を参照してください。
Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともに Access Manager をインストールする場合は、Access Manager 旧バージョン (6.x) インストールタイプを使用することが必要です。Access Manager レルム (7.x) インストールタイプは、これらの製品コンポーネントを 1 つもインストールしない場合にのみ使用できます。
「今すぐ設定」の場合は、次を参照してください。「Access Manager: 管理 (1 / 7)」ページで、「旧バージョン (バージョン 6.x スタイル)」を選択します。「Access Manager: Access Manager コンソールを実行するための Web コンテナ (4 / 7)」ページで、「コンソール配備 URI」を amconsole (デフォルト値) に設定します。
「あとで設定」の場合は、次を参照してください。インストール後に、root として amconfig スクリプトを実行して、Access Manager を設定します。旧バージョン (6.x) インストールタイプを選択するには、設定スクリプト入力ファイル amsamplesilent に次のパラメータを設定します。
AM_REALM=disabled
CONSOLE_DEPLOY_URI=/amconsole
リモートホストにログインしているときには、DISPLAY 環境変数がローカルディスプレイに適切に設定されていることを確認します。 DISPLAY 変数が正しく設定されていないと、インストーラはテキストベースモードで実行されます。
C Shell での例 (ホスト名は myhost):
setenv DISPLAY myhost:0.0 |
Korn Shell での例 (ホスト名は myhost):
DISPLAY=myhost:0.0 |
ローカルディスプレイでインストーラを実行するには、表示権限の付与が必要になる場合があります。たとえば、次のコマンドを使用して、myhost から serverhost のルートユーザーに表示権限を付与することができます。
myhost\> xauth extract - myhost:0.0 | rsh -l root serverhost xauth merge - |
このような権限を安全に付与する手順については、『Solaris X Window System Developer's Guide』の「Manipulating Access to the Server」の章を参照してください。
ダウンロードの場合。Communications Suite インストールバンドルをダウンロードしたディレクトリに移動して、バンドルを展開します。次に例を示します。
unzip compressed-file .zip
Copyright ファイル、README ディレクトリおよび Solaris_sparc などのオペレーティングシステムディレクトリが表示されます。オペレーティングシステムのディレクトリには、 Product ディレクトリ、release_info ファイル、installer スクリプトがあります。
CD の場合: インストールセッション中に CD を切り替えられるように、CD 上以外 のディレクトリに移動します。次に例を示します。
cd /tmp |
インストーラへの完全修飾パスを使用して installer コマンドを実行します。次に例を示します。
mountpoint/os_arch/installer |
この例で、mountpoint は、CD をマウントした位置です。os_arch は Solaris_sparc などのプラットフォームを表します。
DVD の場合。プラットフォームと一致する名前の DVD ディレクトリに移動します。