Version 5
この章には、Sun JavaTM Communications Suite 5 の全コンポーネント製品に共通の重要なリリース情報が掲載されています。
リリースノートの最新版は http://docs.sun.com/coll/1701.1 で入手することができます。ソフトウェアのインストールと設定を行う前に、この Web サイトを確認してください。また、その後もこの Web サイトを定期的に確認して、最新のリリースノートやマニュアルを参照してください。
このリリースノートは、次の節で構成されています。
このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。
このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを経由して利用可能な、コンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
日付 |
変更点 |
---|---|
2007 年 7 月 |
Communications Express および Delegated Administrator のリリースノートにおいてサポートするブラウザバージョンの要件を更新。 |
2007 年 4 月 27 日 |
Calendar Server および Communications Express のリリースノートの更新。 |
2007 年 4 月 |
Calendar Server リリースノートに 1 つのバグ (6542989) を追加。 |
2007 年 3 月 |
Sun Java Communications Suite, Version 5 の商用リリース |
2006 年 9 月 |
リリースノート (Version 5) の初版草稿 |
Sun Java Communications Suite は、分散コミュニケーションとコラボレーションアプリケーションをサポートする Sun のさまざまなサーバーおよびクライアント製品を統合したものです。
Sun Java Communications Suite 5 release には、次のコンポーネントが含まれています。
Sun Java System Calendar Server 6.3
Sun Java System Messaging Server 6.3
Sun Java System Instant Messaging 7.2
Sun Java System Communications Express 6.3
Sun Java System Connector for Microsoft Outlook 7.2
Sun Java System Delegated Administrator 6.4
Sun Java System Communications Sync 3
Sun Java System Communications Sync のリリースノートについては、『Sun Java System Communications Sync 2006Q2 Release Notes』を参照してください。
Sun Java Communications Suite 製品群のパッチを検索する場合は、表 1–2 に一覧表示されているそれぞれの Communications Suite 製品のキーワードを使用してください。Sunsolve で、これらの特定のキーワードを使用して関連するパッチを検索できます。
表 1–2 Communications Suite 製品群のパッチのキーワード
製品 |
キーワード |
---|---|
Calendar Server |
“Calendar Server” |
Communications Express |
“communications express” |
Delegated Administrator |
commcli |
Dssetup |
comm_dssetup |
Instant Messaging |
“Instant Messaging” |
Messaging Server |
“Messaging Server” |
Connector for Microsoft Outlook |
“Outlook Connector” |
スペースを含む文字列を検索するには、二重引用符を使用してください。
すべての Java Enterprise System 製品群のパッチを検索するには、キーワード Java_ES を使用します。
ここでは、Sun Java Communications Suite 5 の新機能と変更点について説明します。
次のバージョンの Red Hat Linux 上での Sun Java Communications Suite のサポートは推奨されなくなっており、将来のリリースでは削除される可能性があります。
Red Hat Enterprise Linux Advanced Server (32 ビットおよび 64 ビットバージョン)、バージョン 3 (すべての更新)
Red Hat Enterprise Linux Enterprise Server (32 ビットおよび 64 ビットバージョン)、バージョン 3 (すべての更新)
特定の Sun Java Communications Suite コンポーネント製品に関して現在サポートされている Red Hat Linux については、「Calendar Server のオペレーティングシステム要件」、「Messaging Server のオペレーティングシステム要件」、「Instant Messaging の要件」、「Delegated Administrator のオペレーティングシステム要件」、および 「Communications Express のオペレーティングシステム要件」を参照してください。
このリリースの Sun Java Communications Suite 5 以降、コミュニケーション製品は Sun Java Enterprise System の権利から削除されます。コミュニケーション製品は、Sun Java Communications Suite の一部または個別の製品として利用できます。今後、コミュニケーション製品が Java Enterprise System インストーラからインストールされることはありません。コミュニケーション製品コンポーネントと Java Enterprise System コンポーネントとの相互運用性は、引き続き保持されます。
この権利の変更が、Java Enterprise System 2005Q4 のコミュニケーション製品群に影響を及ぼすことはありません。コミュニケーション製品をインストール済みの場合、お手持ちの権利に変更は発生しません。
このリリースの Sun Java Communications Suite は、Monitoring Framework の version 2.0 をサポートします。この Monitoring Framework では、認証にかかった時間、メッセージデリバリ、サービス経由で送信されたインスタントメッセージの数、その他の統計情報を知ることができます。
Sun JavaTM Enterprise System Monitoring Framework については、『Sun Java Enterprise System 5 監視ガイド (UNIX 版)』を参照してください。
Sun Java Communications Suite のサーバーコンポーネント製品群は、HP-UX または Windows プラットフォームではサポートされなくなりました。
Sun Java System Portal Server は、Sun Java System Sun Java Communications Suite 5 と一緒にインストールされません。Portal Server をインストールするには、『Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)』を参照してください。
以前の (ベータ) バージョンの Java Enterprise System をインストールしている場合、リリース (RR) バージョンの JES 5 をインストールする前に、SUNWldapcsdk-tools パッケージを削除する必要があります。これは、リリースバージョンでは SUNWldapcsdk-tools パッケージの場所が変更されているためです。このパッケージを削除せず、リリースバージョンをインストールして Calendar Server または Messaging Server を起動しようとすると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
Could not find .../bin/ldapsearch utility Please install the ldapcsdk-tools package |
このエラーメッセージは、LDAP ツールの場所が変更されているために表示されます。
次の 2 つの回避方法があります。
JES をインストールしていない場合は、リリースバージョンの JES5 をインストールする前に、SUNWldapcsdk-tools パッケージを削除してください。SUNWldapcsdk-tools のバージョンを確認するには、コマンド pkgparam -v SUNWldapcsdk-tools VERSION を実行します。
6.00,REV=2006.12.11.00.08 以降のバージョンである必要があります。そうでない場合、LDAP 検索ユーティリティーが見つからないというエラーメッセージが表示されます。
pkgrm SUNWldapcsdk-tools コマンドを使用して、SUNWldapcsdk-tools パッケージを削除してください。
JES5 インストーラをすでに実行している場合、SUNWldapcsdk-tools パッケージを手動で削除し、次のコマンドを使用してインストールすることができます。
cd <jes5_distro>/Solaris_sparc/Product/shared_components/Packages pkgadd -d . SUNWldapcsdk-tools |
この節では、Sun Java System Communications Suite 5 インストーラがデフォルトで使用する、製品コンポーネントのインストールディレクトリとポート番号を示します。
Communications Suite インストーラは、特に指定されていないかぎり、製品コンポーネントをデフォルトのディレクトリに自動的にインストールします。ほとんどの場合、インストール中またはインストール後に設定値を指定する際に、独自の場所を指定してデフォルトの場所を変更できます。ただし、次の例外があります。
Sun Cluster コンポーネント。インストールディレクトリの場所を変更することはできません。
Message Queue。インストールディレクトリの場所を変更することはできません。
製品コンポーネントをインストールする際、可能であればデフォルトのインストールディレクトリを使用してください。別のインストールディレクトリを指定する場合は、設定時にコンポーネントがインストールディレクトリを常に認識するようにする必要があります。
次の表に、Communications Suite 製品コンポーネントのデフォルトインストールディレクトリを示します。
表 1–3 デフォルトのインストールディレクトリ
Communications Suite インストーラは、ポート番号の入力をユーザーに要求する際、使用中のポートの実行時チェックを実行して適切なデフォルト値を表示します。別のコンポーネント、または同じ製品コンポーネントの別のインスタンスがデフォルトのポート番号を使用している場合、インストーラは別の値を示します。
次の表は、Communications Suite 製品コンポーネントのポート番号および各ポートの目的を示しています。
Access Manager、Communications Express、および Delegated Administrator は、それぞれが配備される Web コンテナのポート番号を使用するため、この表には含まれません。
製品コンポーネント |
ポート |
目的 |
---|---|---|
Access Manager |
58946 |
UNIX 認証ヘルパー |
58943 |
Secure ID 認証ヘルパー (Solaris SPARC のみ) |
|
Application Server |
8080 |
標準の HTTP ポート |
3700 |
標準の IIOP ポート |
|
4849 |
管理サーバーのポート |
|
7676 |
標準の Message Queue ポート |
|
8686 |
JMX ポート |
|
8181 |
HTTPS ポート |
|
Calendar Server |
80 |
標準の HTTP ポート |
389 |
LDAP ポート |
|
57997 |
ENS |
|
59779 |
DWP |
|
共通エージェントコンテナ |
11162 |
JMX ポート (TCP) |
11161 |
SNMP アダプタポート (UDP) |
|
11162 |
トラップ用 SNMP アダプタポート (UDP) |
|
11163 |
Commandstream アダプタポート (TCP) |
|
11164 |
RMI コネクタポート (TCP) |
|
Sun Cluster および Sun Geographic Edition 用共通エージェントコンテナ |
10162 |
JMX ポート (TCP) |
10161 |
SNMP アダプタポート (UDP) |
|
10162 |
トラップ用 SNMP アダプタポート (UDP) |
|
10163 |
Commandstream アダプタポート (TCP) |
|
10164 |
RMI コネクタポート (TCP) |
|
Directory Server |
389 |
標準の LDAP リスナー |
636 |
LDAPS over SSL |
|
HADB |
1862 |
管理エージェントのポート (JMX) |
15200 |
デフォルトのポートベース |
|
Instant Messaging |
5222 |
マルチプレクサポート |
5269 |
Instant Messaging サーバー間ポート |
|
45222 |
マルチプレクサ通信に使用されるサーバーポート |
|
Message Queue |
80 |
標準の HTTP ポート |
7676 |
ポートマッパー |
|
7674 |
HTTPS トンネリングサーブレットポート |
|
7675 |
HTTP トンネリングサーブレットポート |
|
Messaging Server |
25 |
標準の SMTP ポート |
80 |
Messaging Express (HTTP) のポート |
|
110 |
標準の POP3 ポート / MMP POP3 プロキシ |
|
143 |
標準の IMAP4 ポート / MMP IMAP プロキシ |
|
995 |
POP3 over SSL または MMP POP プロキシ over SSL |
|
993 |
IMAP over SSL または MMP IMAP プロキシ over SSL |
|
7997 |
イベント通知サービスのポート |
|
27442 |
製品の内部通信のために Job Controller によって使用されます |
|
49994 |
製品の内部通信のために Watcher によって使用されます |
|
Monitoring Console |
6789 |
Sun Java Web Console 経由でアクセスされます |
8765 |
マスターエージェント Web サービスアダプタ用 Job Factories のポート |
|
11161 |
監視フレームワーク用 SNMP ポート |
|
11164 |
監視フレームワーク用 RMI ポート |
|
54320 |
監視フレームワーク発見プロトコル用マルチキャストポート |
|
Web Server |
8800 |
管理 HTTP ポート |
8989 |
管理 SSL ポート。管理サーバーでは、SSL ポートが必須で HTTP ポートはオプションです。 |
|
80 |
インスタンス HTTP ポート |
|
Web Proxy Server |
8888 |
管理ポート |
8080 |
プロキシインスタンスポート |
ここでは、このリリースの Sun Java Communications Suite の既知の問題について説明します。
Application Server 8.1 を実行しているシステム上で、いずれかの Java Enterprise System または Communications Suite コンポーネントの Java Enterprise System 5 または Communications Suite 5 レベルへのアップグレードを実行している場合、最初に、次の (またはより新しい) パッチを Application Server 8.1 に適用する必要があります。
119166–17 Solaris SPARC
119167–17 Solaris x86
119168–17 Linux RHEL2.1 RHEL3.0
Communications Suite インストーラを使用して、Communications Express を、ローカルである、疎ルートの非大域ゾーンにインストールできない。
代わりに、pkgadd を使用して、Communications Express および Access Manager パッケージを手動で追加する必要があります。
SUNWldkx が再インストールされない。
Java Enterprise System 5 は SUNWldkx を再インストールしません。これは、Java Enterprise System 2005Q4 では、-G オプションを使用してインストールされていました。すべての共有コンポーネントを大域ゾーンにインストールしたあとでも、疎ルートゾーンで次のエラーメッセージを受け取る場合があります。
Unsupported components in zone Following components required by the selected components, are not supported in non-global zone and they can not be installed directly into the non-global zone. Please install these components from the global zone before proceeding this installation. SharedComponent The installer can not proceed without resolving the problem. {”<” goes back, “!“exits}! |
Java Enterprise System インストーラログ (/var/sadm/install/logs にある最新のファイル) を調べて、どの共有コンポーネントが不足しているかを確認してください。次の共有コンポーネントのうち 1 つまたは複数が不足していることを示す可能性があります。LDAPCSDKX、JCAPI、IMAPI などです。
LDAPCSDKX は、パッケージ SUNWldkx
JCAPI は、パッケージ SUNWjcapi
IMAPI は、パッケージ SUNWldkx
パッケージが大域ゾーンにインストールされているかどうかを確認してください。パッケージがない場合は、別のバグ (おそらく 6531833 または 6531809) です。パッケージがある場合は、それが /var/sadm/install/gz-only-packages に示されているかどうかを確認してください。パッケージが gz-only-packages にある場合は、次の回避方法を適用します。
回避方法: パッケージを、大域ゾーンに手動で再インストールします。これらのパッケージの場所は、.../Product/shared_components/Packages のディストリビューションです。
インストールするには、次の手順を実行します。
パッケージの場所に対し、cd を実行します。
次のように入力します。
pkgrm pkg
次のように入力します。
pkgadd —d . pkg
pkg は問題の原因となっているパッケージです。
Communications Express または Instant Messaging を疎ルートゾーンにインストールできない。
すべての共有コンポーネントを大域ゾーンにインストールしたあとでも、Communications Express または Instant Messaging の疎ルートゾーンへのインストール時に、次のメッセージを受け取る場合があります。
Unsupported components in zone Following components required by the selected components, are not supported in non-global zone and they can not be installed directly into the non-global zone. Please install these components from the global zone before proceeding this installation. SharedComponent The installer can not proceed without resolving the problem. {"<" goes back, "!" exits} ! |
SUNWjcapi および SUNWiimdv パッケージが、大域ゾーンにインストールされているかどうかを確認してください。インストールされていない場合は、次の回避方法を適用します。インストールされている場合は、パッケージが /var/sadm/install/gz-only-packages に示されているかどうかを確認してください。パッケージが gz-only-packages にある場合は、別の問題です。
回避方法: SUNWjcapi および SUNWiimdv を、大域ゾーンに手動でインストールします。これらのパッケージの場所は、.../Product/shared_components/Packages のディストリビューションです。インストールするには、次の手順を実行します。
パッケージの場所に対し、cd を実行します。
次のように入力します。
pkgadd -d . SUNWjcapi
次のように入力します。
pkgadd -d . SUNWiimdv
共有コンポーネントが、大域ゾーンでは multi-lingual=no に、疎ルートゾーンでは multi-lingual=yes に設定されてインストールされている場合、疎ルートゾーンに Access Manager をインストールできません。
–help オプションを指定して viewlog を実行すると、ヘルプが表示されない。
-help オプションを指定して viewlog コマンドを実行すると、ヘルプを表示する代わりに、ログビューアが起動されます。
–help オプションを指定して uninstaller を実行しても、バージョンの取得に関する情報が含まれない。
-help オプションを指定して uninstaller コマンドを実行すると、uninstaller で使用できるオプションのリストが表示されます。ただし、本来表示されるはずの -version オプションが一覧表示されません。
アップグレード後にユーザーの Sieve スクリプトが動作を停止する場合がある
この問題は、Messaging Server 2005Q4 パッチ 29 以降を実行していて、最新の Messaging Server 6.3 リリースにアップグレードしているサイト、および Communications Express から、メールフィルタを使用して何らかの日付ベースのフィルタリングを利用しているユーザーに関係します。
Sieve フィルタの、Messaging Server 2005Q4 (問題 6236243) で実装されていた setdate アクションは、Messaging Server 6.3 では削除されました。廃止された方法の代わりに、新しく提案された Sieve 拡張 date (および具体的にはその currentdate テスト) が実装されました。
エンドユーザーが、積極的および意識的に setdate を使用しようとしたことがほとんど無かったように思われます。しかし、Messaging Server 2005Q4 の Communications Express メールフィルタジェネレータは、ユーザーが日付によるメッセージのフィルタリングを要求したときに、setdate を使用していました。そのため、多くのユーザーが、意識せずに、廃止された setdate アクションを利用した個人用の Sieve フィルタを持っていると思われます。ユーザーが何らかの方法で Sieve フィルタを編集した場合、このような廃止された使用方法は、新しい currentdate を用いた方法を使用するように修正されます。ただし、当面の間、それらの Sieve フィルタは構文的に誤りであると見なされ、エラーが生成されます。このような誤った Sieve フィルタを持つユーザーへのメッセージは、フィルタされずにそのまま配信されます。さらに、MTA が、Sieve フィルタを所有しているユーザーに通知メッセージを送信し、そのユーザーの Sieve フィルタの構文の問題を警告します。
『Communications Suite Schema Migration Guide』で、commdirmig ユーティリティーの認証ユーザーおよびパスワードオプションが間違って定義されている。
commdirmig ユーティリティーの -D オプションは、ディレクトリマネージャー (Directory Server の実行および管理権限を持つユーザー) の DN である AuthenticationDN を使用して指定してください。-w オプションは、ディレクトリマネージャーのパスワードである password を使用して指定してください。
『Schema Migration Guide』では、Directory Server の管理権限を持つユーザーのログイン ID を使用して -D を指定すべきであると間違って記載されています。また、-w オプションについても、(コマンド行で入力されたパスワード文字列ではなく) パスワードファイルを使用して指定すべきであると間違って記載されています。
『Communications Suite Schema Migration Guide』で、commdirmig ユーティリティーによって生成される監査ファイルの場所が間違って説明されている。
デフォルトで、commdirmig ユーティリティーによって生成される AuditLDIFFile は、/tmp ディレクトリに書き込まれます。
『Schema Migration Guide』の第 3 章、「Using the Migration Utility」では、AuditLDIFFile のデフォルトのパスが次のように間違って記載されています。
Solaris の場合: /var/opt/SUNWComm/log/commdirmig.audit.ldif
Linux の場合: /var/opt/sun/comms/commcli/log/commdirmig.audit.ldif