Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

Procedureクライアント証明書を使用したログインを行うように MMP を設定する

クライアント証明書を使用したログインを行う場合は、次の手順に従います。

  1. クライアント証明書とそれに署名した CA 証明書のコピーを入手します。

  2. 信頼できる証明書発行局として CA 証明書をインポートします (「23.5.1 証明書の入手」を参照)。

  3. Messaging Server のインストール時に作成したストア管理者 (Store Administrator) を使用します。

    詳細は、「20.4 ストアへの管理者によるアクセスを指定する」を参照してください。

  4. MMP の certmap.conf ファイルを作成します。次に例を示します。


    certmap default default
    default:DNComps
    default:FilterComps e=mail
    

    これは、LDAP サーバーの mail 属性を調べて、証明書 DN の e フィールドと一致するものを検索することを意味します。

  5. ImapProxyAService.cfg ファイルを編集し、次の設定を行います。

    1. CertMapFile には、certmap.conf を設定します。

    2. StoreAdminStorePass には、手順 3 の値を設定します。

    3. UserGroupDN には、ユーザー/グループツリーのルートを設定します。

  6. POP3 によるクライアント証明書を必要とする場合は、PopProxyAService.cfg ファイルに対して、手順 5 の操作を繰り返します。

  7. MMP がまだ実行されていない場合は、msg-svr-base/sbin ディレクトリで次のコマンドを使用して MMP を起動します。

    start-msg mmp

  8. クライアント証明書をクライアントにインポートします。NetscapeTM Communicator では、鍵 (セキュリティー) のアイコンをクリックし、「証明書」の「本人」を選択し、次に、「証明書のインポート...」を選択して画面の指示に従います。


    注 –

    すべてのログインでクライアント証明書を使用する場合は、すべてのユーザーがこの手順を実行する必要があります。