自動メッセージ削除ルールは、store.expirerule ファイルにルールを指定することによって設定します。store.expirerule ファイルは、1 行につき 1 つの有効期限条件を含みます。グローバルルール設定ファイル (msg-svr-base/data/store/store.expirerule) の有効期限条件は、次の形式になっています。
rule_name.attribute : value
ユーザーまたはメールボックスのルール設定ファイルの有効期限ルールは、次の形式になっています。
attribute: value
例 20–4 に、msg-svr-base/config/store.expirerule の一連のグローバル有効期限ルールを示します。
Rule 1 では、グローバル有効期限ポリシー (すべてのメッセージに適用されるポリシー) を設定しています。設定内容は次のとおりです。
UNIX 正規表現をルール作成において有効にします。
100,000 バイトよりも大きいメッセージを 3 日後に削除します。
ユーザーによって削除済みとされたメッセージを削除します。
「Viagra Now!」または「XXX Porn!」という文字列が Subject: ヘッダーにあるメッセージをすべて削除します。
すべてのフォルダのメッセージ数を 1,000 件までに制限します。1,000 件を超えた場合、フォルダ内でもっとも古いメッセージを削除して合計件数を 1,000 以内に維持します。
存続期間が 365 日よりも長いメッセージをすべて削除します。
Rule 2 では、ホストしているドメインが siroe.com のユーザーに対して自動メッセージ削除ポリシーを設定しています。メールボックスサイズを 1M バイトに制限し、削除済みメッセージを削除し、存続期間が 14 日より長いメッセージを削除します。
Rule 3 では、ユーザー f.dostoevski の inbox フォルダに対して自動メッセージ削除ポリシーを設定しています。「On-line Casino」という件名行のあるメッセージを削除します 。
Rule1.regexp: 1 Rule1.folderpattern: user/.* Rule1.messagesize: 100000 Rule1.messagesizedays: 3 Rule1.deleted: or Rule1.Subject: Vigara Now! Rule1.Subject: XXX Porn! Rule1.messagecount: 1000 Rule1.messagedays: 365 Rule2.regexp: 1 Rule2.folderpattern: user/.*@siroe.com/.*Rule2.exclusive: 1 Rule2.deleted: or Rule2.messagedays: 14 Rule2.messagecount: 1000 Rule3.folderpattern: user/f.dostoevski/inboxRule3.Subject: *On-line Casino* |