この節では、Communications Express メールで S/MIME を使用するために必要なハードウェアおよびソフトウェアについて説明します。すべての正しいバージョンのソフトウェアをサーバーおよびクライアントマシンにインストールしてから、S/MIME の設定をするようにしてください。
表 24–1 は、Communications Express メールがアクセスされるクライアントマシンに必要なソフトウェアおよびハードウェアを示しています。
表 24–1 クライアントマシンに必要なハードウェアおよびソフトウェア
コンポーネント |
説明 |
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オペレーティングシステム |
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ブラウザ |
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Sun ソフトウェア |
Sun Java 2 Runtime Environment、Standard Edition、バージョン 1.4.2_03 以降 (ただし 1.5 を除く) |
証明書付きの非公開鍵と公開鍵 |
証明書付きの非公開鍵と公開鍵の 1 つ以上のペアです。証明書は必須であり、標準の X.509 v3 形式である必要があります。S/MIME の機能を使用する各 Communications Express メールユーザー用のキーおよび証明書を CA から入手します。キーとその証明書はクライアントマシンまたはスマートカードに保存されます。公開鍵と証明書は、Directory Server がアクセスできる LDAP ディレクトリにも保存されます。 キーが有効であることをさらに保証するためにキーの証明書を証明書失効リスト (CRL) で確認する場合、CA によって管理される CRL は、使用しているシステムに組み込まれている必要があります。詳細については、「24.9.2 証明書が CRL でチェックされるタイミング」を参照してください。 |
スマートカードソフトウェア (キーおよび証明書がスマートカードに保存される場合にのみ必要) |
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スマートカードリーダー |
クライアントマシンおよびスマートカードソフトウェアがサポートする任意のモデルのスマートカード読み取り装置です。 |
表 24–2 は、サーバーマシンに必要な Sun Microsystems ソフトウェアを示しています。
表 24–2 サーバーマシンに必要なソフトウェア
Sun コンポーネント |
説明 |
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メールサーバー |
Solaris、バージョン 8 または 9、および Sun SPARC マシン上の Sun Java System Messaging Server 6 5 リリース以降 |
LDAP サーバー |
Sun Java System Directory Server 5 2004Q2 以降 |
Java |
Java 2 Runtime Environment、Standard Edition、バージョン 1.4.2 以降 |
Access Manager |
(Schema 2 での配備の場合) - Sun Java System Access Manager 6 2005Q1 および Communications Express - Sun Java System Communications Express 6 2005Q1 以降 |