SMS Gateway Server に必要なリソース量を判断するには、表 C–27 の要件から算出した数字とともに、1 秒間にリレーされるメッセージの期待数および RECORD_LIFETIME 設定を考慮します。
表 C–27 に、履歴レコード、SMPP リレー、および SMPP サーバーの要件を示します。
表 C–27 SMS Gateway Server のストレージ要件
たとえば、1 秒間に平均 50 メッセージがリレーされると予想し、SMS ソースアドレスの長さは 13 バイト、SMS メッセージ ID は一般的な長さの 12 バイト、電子メールアドレスは 24 バイト、Subject: 行は 40 バイト、電子メールメッセージと ID がそれぞれ 40 バイト、履歴データは 7 日間保持されるとする場合、結果は次のようになります。
保存対象の 3240 万件の履歴レコードが存在します。各レコードはメモリー内で平均 58 バイト、ディスク上で 311 バイトの長さです。
メモリー内の履歴レコードの消費量は、約 1.70G バイト (1.63G バイト + 64M バイト) になります。
ディスク上のストレージは、約 8.76G バイトになります。
容量が十分あるディスクを使用すれば、いずれのディスク要件にも対応できるものの、32 ビットマシンの仮想メモリー要件は約 2G バイトであり、これは厳しい制限です。仮想メモリーまたはディスクストレージの所要量を削減するには、RECORD_LIFETIME オプションを使用して、レコードが保持される期間を短くしてください。