Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

4.5.1 高可用性の配備での自動再起動

可用性が高い配備での自動再起動には、次の configutil パラメータを設定する必要があります。

表 4–5 HA 自動再起動パラメータ

パラメータ 

説明/HA 値 

local.watcher.enable

start-msg による起動で watcher を有効にします。デフォルトは yes です。

local.autorestart

失敗またはフリーズした (応答しなくなった) サーバー (IMAP、POP、HTTP、ジョブコントローラ、ディスパッチャー、MMP サーバーなど) の自動再起動を有効にします。デフォルトは No です。 

local.autorestart.timeout

再試行失敗のタイムアウトです。ここに指定した時間内でサーバーに 3 回以上障害が発生すると、システムはサーバーの再起動を試行しなくなります。HA システムでこれが発生すると、Messaging Server がシャットダウンし、別のシステムへのフェイルオーバーが行われます。値 (秒数) は、msprobe の間隔よりも長い時間を設定するようにしてください。(後述の local.schedule.msprobe を参照)。デフォルトは 600 です。

local.schedule.msprobe

msprobe の実行スケジュールです。crontab 形式でスケジュールを示す文字列です (表 20–10 を参照)。デフォルトは 5,15,25,35,45,55 * * * * lib/msprobe です。

無効にするには、local.schedule.msprobe.enableNO に設定します。