Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

20.8.4.2 個々のユーザー制限容量を指定する

各ユーザーには、制限容量を個別に設定できます。ユーザー固有の制限容量を設定するには、ユーザーの LDAP エントリ内の『Sun Java Communications Suite 5 Schema Reference』「mailQuota」属性または 『Sun Java Communications Suite 5 Schema Reference』「mailMsgQuota」属性を設定します (詳細は『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』「configutil Parameters」を参照)。次の例は、ユーザー制限容量の設定方法を示したものです。

システムのデフォルトの制限容量を指定するには、LDAP エントリに mailQuota を追加しないようにするか、または mailQuota を –2 に設定します。

制限容量を 1,000 メッセージに設定するには、mailMsgQuota1000 に設定します。

制限容量を 2M バイトに設定するには、mailQuota2M または 2000000 に設定します。

制限容量を 2G バイトに設定するには、mailQuota2G2000000000、または 2000M に設定します。

制限容量を 2G バイト、ボイスメールの制限容量を 20M バイト、アーカイブフォルダの制限容量を 100M バイトにぞれぞれ指定する場合は、次のようになります。

mailQuota: 2G;#voice%20M;Archive%100M

2G バイトの制限容量は、ユーザーのメールボックス内の、制限容量が明示的に割り当てられていないすべてのフォルダに対応します。この例では、Archive フォルダ内のメッセージと voice タイプのメッセージは除外されます。100M バイトの制限容量には、Archive フォルダ内のすべてのフォルダが含まれます。