Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

20.8.4.1 デフォルトのユーザー制限容量を指定する

デフォルトの制限容量は、該当する LDAP エントリに個別の制限容量が設定されていないユーザーに適用されます。この処理は、1) デフォルトのユーザー制限容量の指定、2) デフォルトの制限容量にバインドされるユーザーの指定、の 2 つの手順で構成されます。次の例は、デフォルトのユーザー制限容量の設定方法を示したものです。パラメータの詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』の第 3 章「Messaging Server Configuration」を参照してください。

メッセージのサイズ (バイト単位) に関するデフォルトのユーザーディスク制限容量を指定する場合は、次のようになります。

configutil -ostore.defaultmailboxquota -v [ -1 | number ]

ここで -1 は制限容量がない (メッセージの使用量に制限がない) ことを示し、number はバイト数を示します。

メッセージの合計数についてのデフォルトのユーザー制限容量を指定する場合は、次のようになります。

configutil -o store.defaultmessagequota -v [ -1 | number ]

ここで -1 は制限容量がない (メッセージ数に制限がない) ことを示し、number はメッセージ数を示します。

特定のユーザーについて、デフォルトの制限容量を指定する場合は、次のようになります。

デフォルトのメッセージストアの制限容量を使用する場合は、ユーザーエントリで、mailQuota 属性を -2 に設定します。mailQuota が指定されていない場合は、システムのデフォルトの制限容量が使用されます。