Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

1.6 Calendar Server バージョン 6.3 のデータ形式と標準の概要

この節では、Calendar Server データに関する次の項目について説明します。

1.6.1 Calendar Server バージョン 6.3 のデータ形式

Calendar Server のデータ形式は、RFC 2445「Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar)」に準拠しています。

Calendar Server は次の形式をサポートしています。

1.6.2 Calendar Server バージョン 6.3 のカレンダデータのインポートとエクスポート

カレンダデータは、iCalendar (.ical) 形式または XML (.xml) 形式でインポートおよびエクスポートできます。Calendar Server の管理者は、Calendar Server の csimport および csexport ユーティリティーを使用してカレンダデータのインポートとエクスポートができます。エンドユーザーは、Communications Express のユーザーインタフェースを使用してカレンダデータをインポートおよびエクスポートできます。

1.6.3 Calendar Server バージョン 6.3 のデータ交換のカレンダリンク

カレンダは、電子メールメッセージと Web ページに埋め込んだリンクとして参照させることができます。カレンダが読み取りアクセスを許可しているかぎり、ユーザーは Calendar Server にログインすることなく、リンクをクリックするだけでカレンダを表示することができます。たとえば、次のリンクは Auditorium というリソース空間を指定しています。

http://calendar.sesta.com:8080/uwc/?calid=Auditorium

カレンダへのリンク方法については、「15.8 カレンダへのリンク設定」を参照してください。

1.6.4 Calendar Server バージョン 6.3 のサーバーアラーム

Calendar Server は、受信者リストに送信されるサーバー側の電子メールアラームをサポートしています。電子メールメッセージの形式は設定変更が可能で、ユーザーまたはカレンダの属性としてではなく、サーバーの属性として維持されます。

1.6.5 Calendar Server バージョン 6.3 での ITIP/IMIP 標準のサポート

Calendar Server は、予定のPUBLISHREQUESTREPLY、および CANCEL などといった ITIP 方式も含む、ITIP/IMIP 標準 (RFC 2446 およびRFC 2447) をサポートしています。